もう5月だった

2006年5月11日
またもやご無沙汰です。半月の間に3.5キロ強制ダイエット敢行。いや、敢行というより結果的にそうなっただけですけども。あーキツかった! もう仕事なんて! と何度ちゃぶ台(ありませんそんなもの)を引っ繰り返しそうになったことか。

ゴールデンウィークは仕事で始まり仕事で終わりー。いいよどうせ北海道なんて寒いだけだし………あーあ。

というわけでようやく納期をひとつ乗り越え、息がつけたところです。世の中どうなってんのかなーと思って見てみたら、ダイエットで苦労している例のニュースに、「そんなことしなくても1週間食わず眠らずやればあっという間に痩せる」と思いました。もちろん普通のひとはそんなことやりません。

そして電話の回線がどうも今のプロバイダに変えてからおかしくなったので、久しぶりにプロバイダの変更をすることに。さて、これでよくなればいいんですけどねー。メタルプラスって何? の世界です。

本はいろいろ買い込んでますが読めないまま、カバーつけたままで積みあがっている…。何だか4月の終わりから5月の頭にかけて大量にBLOOD+の本が出ていたように思いましたが勘違いですか…うっかり買ってしまったり買い逃したりです。アマゾンのお世話になるか…。

ゲームは、幻水5を2周終えたところで友人にレンタル中。久々にどーんときたゲームでした。シナリオ素晴らしい。代わりに友人からキングダムハーツ2がやってきました。どうなったんだろソラは。これが終わったらようやくFF12かなー。ゼノサガ3とかペルソナ3とか出る前にいろいろ終わらせたいです。そして13からとうとうPS3なんですね…ドラクエはwiiだとか何とか騒いでいました友が。

PS2の調子、滅茶苦茶悪いんですけど、3が出るなら我慢…。

チーズケーキ親父のためにくそゲーの名高い外伝をやり直すかどうか考え中。気が付けばクソ忙しい中、運営するサイトが2つになっていて死にそうです。でも楽しいからいい…そういうことにしておきます…。

ということで長ったらしい近況でした。あー遊びたい!

ご無沙汰です。

2006年4月29日
気を抜くと、すぐ間が空いてしまう。悪い癖だ。

何だかいろいろと新しいことに手を染め始めていっぱいいっぱいになってきた。ハマりものがたくさんあるのは楽しいが本当に一日24時間じゃ足りないんですけど…! 明らかに同い年のひとより私ってこどもくさいなあ。周囲はこんな私を明らかに面白がってみています…。

レビューもしたいんですけど、レビューする以上、それを参考にして買ったり読んだりする人もいらっしゃると思うので、手を抜いたことはできないし。というわけで今日はただの日記。その日にあったことを全然書かない日記(不思議)。

まあ、あるものにハマったわけです。新しいものにこれほど深くハマるのは5年ぶりで、5年の間にたまったらしい燃焼ゲージが一気に開いたようなそんな感じかも。もうこんな時間なあたりいろいろうかがえそうですが、仕事をこんな時間にやる羽目に陥ってます。

寝る時間がほしいなあ…何より私がもうひとりほしい!

そして気が付けばゴールデンウィーク。北海道は寒すぎて行楽シーズンとはとても言えないけど、それなりにいろいろ計画があるので、ひとまず忙しいのはさておいて楽しんできたいなあと思います。

あ、ちなみに今日は札幌ドームにいましたー日ハム勝ったぜー!
このシリーズも早いものでもう12冊目。尤も、本国では22冊目が出るらしいが……筆者はすごいハイペースで本を出しているのだが、どんどん本は分厚くなるので本当にすごいと思う。それに伴い、単価も上がっているのですごいと思う…(それでなくても今月はFSSの最新刊が高かったのに。まったくもって懐が寒い)。

今度の新刊の特筆すべきところと言えば、やはり「弱気なローク」だろうか。ともすれば傲岸不遜とも取れる自信たっぷりで余裕しゃくしゃく、痛めつけられ、追い詰められたイヴを格好良く、それでいてあたたかく包んで癒すのがいつもの彼であると思うが、今回はまったくその立場が逆転。彼のウイークポイントを次々に突かれ、為す術もないことでひどく弱気になり、情緒不安定になったロークを、不器用だがやさしいぬくもりで癒すイヴというのが今回の構図だった。

私はこういうのが苦手なの! と言いつつも懸命に、恋に傷付いたピーボディを慰めたり、サマーセットを守るために真実の言葉を惜しげもなく口に出すイヴは今回本当に格好いい。あの不器用さが、捜査に関してはほぼ完璧といっていい鉄壁の理性と正義の精神のイヴを、かわいらしくも格好よく見せることに成功している。

それにしても、もうこれ以上ロークが彼の数少ない本当に大切なものを失うことがないようにと願うばかりだ。ラストシーン近く、クライマックスでの親友との別れは、手に入らないものはないといわれているロークのてのひらから、彼のお金に替えられないたからものが消えてゆく切ないシーンに胸をしめつけられる。

本国の方の最新刊(つまりは22冊目?)では、イヴを痛めつけた義母が出て来るとか出てこないとかいう話である。彼らが過去に本当の意味で決別して歩める未来は、まだまだ遠い先らしい。

ISBN:4789728498 文庫 青木 悦子 ソニー・マガジンズ 2006/04 ¥893
今更だがようやく入手。一度、ざっと読んでみたが、今回も結局1巻から地道に読み返すことに…。わかるエピソードも勿論あるのだが、「え、これ誰。ってか、いつ」というのが多過ぎる。それでこそファイブスターなのだが…なのだが…。12冊を読むのは大変だった。二日かかってしまった…。

ファイブスター関連で出ている資料系統の本を1冊も持っていないのだが、このシリーズに関してだけは痛切にほしいと思う。それぞれ巻末にちらちらと資料は載っているのだけど、一度に調べられるものがあった方がいいよなあ、などと思いつつ。

何だか今回は「ちゃあ」しか覚えてないのだが……(そんな馬鹿な)。後半部分、いろいろな意味で濃過ぎる。さすがバランシェ作ステキファティマ…。己の向上のために最弱マスターを求めるファティマ。あのすんばらしい初陣、戦闘シーンにはこけた。ステキ過ぎて。

前巻でカイエンがあっさり他界して何だか力がぬけていたのだが、永野マジックとでも言おうか。そんな読者でさえも問答無用で引き込んで話さない引力はさすがである。物語もだいぶ繋がってきたところもあるし、次が楽しみだなあ……でも3年後かなあ……。………。(いそいそと単行本を戸棚の奥へしまう。←こうしないと日焼けすごいんですけどこの本…)。

ISBN:4048539507 コミック 永野 護 角川書店 2006/04/07 ¥1,155
2周目もクリアしたー。何種類かあるエンディングのうち、3種類は見たけど、個人的には108星エンドで旅立つパターンが一番好きだった。今回は本当にシナリオがよかった。シナリオがあまりによいので、システムのあれやこれやそれやとたくさんあるクレーム部分を全て飲み込んでしまってみたり。ある意味とんでもなくすごいゲームやも…。

幻水1や2のファンには本当にオススメの今作。ストーリーの謎を解くヒントがあちこち細かにちりばめられているので、目を離すことが出来なかった。それにしても金のかかるゲームだったなー。ストーリーを進める以外でミニゲームとかあまりやる方ではないのだが、金稼ぎでえらい時間を取られたような。そういう意味で2周目の方が真の意味で楽しめるかも。コツをつかめば、さくさく進むゲームではあると思う。

女王騎士は本当にポイント高かったなあ、いろんな意味で。108星は勿論それ以外の脇キャラ、果てには敵まで愛情を注いでしまう、そんなゲームだった。グッドエンディングは必見。

ちなみに攻略本はこの電撃と、コナミの2種類出ているが、前者はデータブックというか資料には向いているが、実際の攻略にはさっぱ向いていないので、素直に攻略本をお求めの方は、今回レビューしていない方の攻略本をオススメする。読んでいて楽しいのはこちらだったけれども。

ISBN:4840234566 単行本 電撃プレイステーション編集部 メディアワークス 2006/04 ¥1,995
今日はコンサートホールKITARAまで、このひとのコンサートを聴きに行ってきた。ナマのニ胡の音は本当に素晴らしくて、言葉にならない。たったニ本の弦しかないというのに、あの音の深みは何なのだろう。古き良き時代のヴァイオリンのように音階を自由自在に滑るこの楽器は、他のどんな楽器よりも奏者の実力が問われるに違いない。

オリエンタルなやわらかい半音階の上下するメロディンラインは勿論のこと、グリーン・スリーブスやノクターンといった西洋クラシックも何の違和感もなく響かせる。喜多郎のシルクロードが奏でられたときは、暫し数百年過去の砂漠に思いを馳せた。

個人的には、シルクロードとアヴェ・マリア、リベルタンゴが特に素晴らしかった。あちらの楽曲では、空山鳥語は本当に小鳥が鳴いている声にきこえたし、競馬は馬のいななきやひづめの土を蹴る音が本物そっくりにニ胡で奏でられたのに心底驚いた。どこまでこの楽器は可能性を秘めているのだろう。どきどきする。

大変親日家であられるようで、片言ながらも一生懸命日本語で私たちに語りかけようとしてくれていた。彼女が、札幌がとても好きであるということ、彼女を褒めたたえ、ニ胡が日本に浸透するようにと尽力してくれた指揮者小澤征爾への深い感謝の念、また、共演したハーピストを始めとする演奏者の様々な出会いの不思議など、心から伝わってきた。

アンコールは4度もあって、1曲目はイナバウア〜の例の金メダルの曲で客の心をつかみ、2曲目は中島みゆきの地上の星(びっくりするくらいニ胡と合っていた)、3曲目は冬のソナタの主題歌、そして最後は北の国からを演奏して、華やかな笑顔を振りまき、ナマのニ胡がどれほど素晴らしいものであるのかを私たちに教えて、拍手の中、彼女は去った。

またこんなステキなコンサートがあればいいと心から思う。次は何気に東儀秀樹を狙っているんですけどね…雅楽もよいと思うのです。ナマは本当に。

姜建華 CD コロムビアミュージックエンタテインメント 2003/04/23 ¥2,415
本日の演目
花好月圓
シルクロード
グリーン・スリーヴス
アヴェ・マリア
ノクターン第20番(遺作)
愛の挨拶
月の光
アレルヤ
独弦操
空山鳥語
ニ泉映月
競馬
蘇州夜曲〜夜来香
リベルタンゴ
チャルダッシュ
歌劇カルメンより


I believe  絢香

2006年4月14日 音楽
チェ・ジウと竹野内豊が出ていたドラマの主題歌……だったと思うのだが。ドラマは見ないのでよくわからない。でも、このドラマのCMはめったやたらと流れていたような気がする。

最初の始まりの部分から暫く、鬼束ちひろを思わせるメロディライン。そう言えば彼女はどうしたのだろう。好きなのだが鬼束…。それはさておき、しっとりとしてどこかさみしい感じのする曲調ではあるが、歌い手が必要以上に感情を出していないところがいいと思う。どこか突き放したように歌うのがいい。その方が反って詞が心まで沁みてくると思っている。

I believe myself.

簡単なことのようでいて、なんて難しいのだろう。
自分の選択に自信が持てるようになるまでには、どれ程の経験が必要なのか。涙と、感動と、そしてやさしさが積み重なってひとつの人生が出来あがる。その地層がうつくしく輝く人間になれたらきっと、自分を信じることなどたやすいに違いない。


絢香 L.O.E CD ワーナーミュージック・ジャパン 2006/02/01 ¥1,000
このひとの書く小説は好きなのだが、エッセイは正直……微妙。もう少し普通の文体で書いてほしい気がする。女子高生のブログを読んでいるんじゃないんだからと思うのは、読者の贅沢だろうか。おもしろいことを書いていることはいるのだが、まるで年齢の低い人間の言葉で書き殴られている(本当に書き殴っているという表現が似合うような)ので、素直におもしろいと思えなくなってきてしまった。まあ、webで書いているものらしいので、その場の気分で書いているのだと思うのだけど、ちょっとなあ…。

以前に読んだ小説がとても雰囲気があってよかっただけに、がっかりしてしまった。エッセイというのは、作家本人の素顔が見えるから良し悪しである。作品がきらいでないだけに、何だか今回は辛口になってしまった。

ISBN:4101167524 文庫 三浦 しをん 新潮社 2005/10 ¥460
私の頭が悪過ぎるせいだと思うが、何度聴いても何故「サヤエンドウ」が出て来るのかわからない歌…。どこかの店にいるときに有線でかかっているのを聴いたのだが、サビの部分で彼らがどう聴いても「サヤエンドウ」と歌っているのがものすごく気になった。…時々、本当にどうでもいいじゃないかということが気になるのは年を取った証拠だろうか。いや、むしろ年を取ると何もかもがどうでもよくなるのか? だとしたら私ってまだ若いんだあ…などとは間違っても思わないのでご安心を。

まあそれはさておき、サヤエンドウである。改めて家で歌を最初から最後まで聴こうとして、歌の名前がそのまんま「サヤエンドウ」であることを知って目が点になる。歌を部屋で流しながら、うたまっぷ(歌詞を見ることが出来るサイト。ものすごーく重宝する)で歌詞を検索してみて、繰り返しその歌詞を読んでみたが、やっぱり………わからない。どうしてサヤエンドウなのか? ガンダラーダとサヤエンドウの関係って一体…??

時々、歌には深入りしてはいけないものがある。ただ楽しく耳を通り過ぎるに任せればいい。

いや、別にキライじゃないんですけどね、こういう歌も。


NEWS zopp Shusui Fredrik Hult Stefan Aberg CD ジャニーズ・エンタテイメント 2006/03/15 ¥1,000


新曲や話題曲を一挙にまとめて落として聴く癖があるので、一度音楽レビューが始まると暫く続くことがあります。そんなわけでレビューは暫く音楽になりそう。読んだ本もたまってるんだけどねー。そう言えば(待って待って待って待ち続けて化石になりそうな)ファイブスター物語の新刊出たんですよね。買いに行かねば…!
ご存知、資生堂の化粧品「マキアージュ」シリーズのCM曲だが、この曲はずっとインストなのだと思っていたので、歌詞があって驚いた。インストの方は携帯の着信にしていたくらい好きだったので、早速聴いてみる。歌といっても、それ程長く入ってはおらず、都会的なメロディーの邪魔にならない声が囁くように歌う。

それにしてもマキアージュはトータルコーディネートの素晴らしさが目を惹く。きれいな曲に、今、売れている女優を4人も使ったストーリー調のシリーズ化したCMを始めとして、商品そのものも、今までにない大人のシックな色調とデザインのケースたち。シンプルなのに斬新。黒という色が、ルージュやシャドウの鮮やかな色を惹き立てる。このトータルプランに関わったひとたちの、マーケティングの能力やクリエイティブな発想は素晴らしいと思う。

思いはするが、商品の値段は別に隠す必要はないだろう…。わからずに大人買いはなかなか出来ないぞ。おまけにちっとも値引きしていないし。私はこのシリーズの化粧品はもっぱらネットで買うことにしている。何だか音楽レビューなのかコスメレビューなのかわからなくなってきた…。

山田タマル 山田奈奈 Morgan Fisher 中谷靖 akkin CD BMGファンハウス 2006/04/05 ¥1,050
毎年、誰かが春になると桜がつくタイトルで歌を出しているような気がする。今年は彼ら?なわけだが。いきものがかりって、初めて知ったのでよく知らないのだけど、名前の由来は一体…。最初、どちらが名前なのかわからなかった。SAKURAなのかいきものがかりなのか。

やっぱりサビにインパクトのある歌は強いと思う。ましてや、この季節日本人なら大抵のひとが反応せずにはいられない「さくら」という言葉を入れて、わかりやすく、少しセンチメンタルにやわらかく、個性的な声が歌い上げる。

さくら ひらひら舞い降りて落ちて 揺れる 想いのたけを抱きしめた
君と 春に 願いし あの夢は 今も見えているよ さくら舞い散る


さくらは散り際が最もせつなくいとおしく、うつくしい。
別れの季節と重ね合わせれば、心に響くものがどこかにひとつはあるだろう。
だからこそ、こんなにもひとは、さくらに惹かれてやまないのだろう。
今年も、別れの季節の中で薄紅色の花びらが舞い落ちる。

いきものがかり 水野良樹 島田昌典 山下穂尊 亀田誠治 荒井由実 江口亮 CD ERJ 2006/03/15 ¥1,223
いつもCMで聴く度に、「あの、続きは……」という気持ちになって消化不良だったのだが(すっかり演出に躍らされている)、ようやく通して聴けた。

おお、結構かわいい曲だった。歌っているのが女優さんのせいか、歌にぎこちなさはあるものの、ポップな曲調に救われているような気がする。auのCM曲はいつも可愛かったりきれいだったりして、選ぶのが(もしくは作るのが)うまいなあと思う。すぐに覚えられるサビで耳に残って離れない。全部聴いてみようかなと思ってしまう。思いっきり戦略に乗せられてますな…いいんだ…好きだから…。

あ、でもボーダフォンのリルラリルハも好きだった。携帯のCMは着メロ(着うた)にそのまま繋がるから特に重要視されているんだろう。次回のCMを今から楽しみにしている。

仲間由紀恵 with ダウンローズ 松尾潔 Maestro-T CD ERJ 2006/03/15 ¥1,500

友人が、本名でわざわざやってくれました。

(本名)の成分解析結果 :

(本名)の61%は睡眠薬で出来ています。
(本名)の27%は勇気で出来ています。
(本名)の4%は月の光で出来ています。
(本名)の2%は微妙さで出来ています。
(本名)の2%は不思議で出来ています。
(本名)の2%は苦労で出来ています。
(本名)の2%はアルコールで出来ています。


61%が睡眠薬って! 確かにこどもの頃から不眠症っぽいが薬の世話になったことはない。眠れなければ起きている。←若いからこそ出来たムチャクチャ。
2%の微妙さと不思議と苦労に納得してしまう今日この頃。
それにしてもえらく成分が細かいのだけど本名。何故に。

へさべさです。

2006年4月8日
仕事があまりにきつくて死んでました…。その合間にゲームなんぞやっておったもので他の何もできない状態で。ふー3月なんて4月なんてキライだー! …ああ毎年やってくる魔の月間よ。

仕事の合間にちょくちょく本を読んだりお茶飲んだりしてはいたので、ぼちぼちレビューをやろうと思います。ああ疲れた…。
「ゆこう」
「ゆこう」
 そういうことになった。


陰陽師といえばこのフレーズ。久々に読んだこのシリーズだが、違和感なくとけこんでくれるのは、変わらないこの言葉と、晴明と博雅のふたりの関係かもしれない。

雅(みやび)の中にも人間と妖(あやかし)それぞれのいとなみがあって、自然をも含めたそのすべては呪(しゅ)で結ばれているという。美はただそこに最初から永遠に在り続けるものではなく、対象となるものと、それを称える人間がいてこそ美は成り立つのだと。

すべては理(ことわり)に従って流れ、流れの中で人間は精一杯に生き、それは妖であっても変わりはなく、仏さえも同じなのだと彼は言う。不思議の中の現実はあたたかい。それこそが一番不思議なことかもしれない。

ISBN:4167528150 文庫 夢枕 獏 文藝春秋 2006/03/10 ¥500
表紙の画像がないーさみしー。何はともあれ3巻が出た。このマンガ家さんの絵は本当にかわいい。巧あたりはかわいい中にも気の強さと頭の良さがしっかりと出ていていいなあと思う。1巻を読んだときには正直、頭の中のイメージより随分と子供っぽかったので閉口したのだが、今はいい感じにとけあっている。

この3巻をもって、丁度小説1巻分。頭から読み返してみようと思う。小説版の1巻目を読んだときに、するすると引き込まれてたまらずに続きを買ったことを思い出す。ただの児童文学じゃなくて、ただの青春物じゃなくて、重過ぎず、だからといって軽過ぎず。

この巻のみどころはやっぱり「素直な巧」とか「泣いてる巧」とか「風邪をひく巧」とかかなー(巧ばっかり)。

最後にはやっぱり「野球はいいなあ」になるのかな。野球より、友情に憧れるかも。現実の世界では難しいくらいのストレートで純粋な友情が心にあたたかい。

ISBN:4049250233 コミック 柚庭 千景 角川書店 2006/03/17 ¥420
妹一家が無事東京に帰り、見送った後、家で爆睡する私…。ずーっと気を遣い続けていたのですっかりダウン。東京に遊びに行ったときは、殆ど気を遣わずに全部妹夫婦が段取りしてくれるので楽なのだけど、ホストは大変なのだなあとしみじみ。

実の妹とは言え、嫁に行き、子供まで生まれた今となっては、立派に別の家庭の人間である。一緒に暮らしていた頃からは既に10年は経ってしまっているので、余計に近くて遠い距離がある。仲の良い姉妹ではあるのだけど、多分、この距離があってこその仲の良さかも。学生時代は喧嘩ばっかりしていたなあと懐かしく思い出す。

周囲の友人で、姉妹がいるのは私くらいのものなのだが、よく羨ましがられる。ひとりっこの友人は勿論、兄弟しかいない友人にも、姉妹がいることは羨望の対象らしい。同性であるがゆえにぶつかることも多いのだがね…。まあ一長一短だけど、互いに大人になった今が一番うまくやっていけているのかも。義弟に異様に懐かれているのもひとつの理由ではあるでしょうが(彼は長男なので、姉が出来るというのがものすごく嬉しいらしい。どうでもいいが年はひとつしか違わない…)。

次は、張り切って東京でもてなしてくれるとのことなので、お金を貯めておかなくちゃーと今から楽しみにしている。そう言えば、エアドゥ値下げしまくっているよな…。出来るだけ長くこれが続いてくれることを祈る。世界一航空運賃の高い、新千歳―羽田間…。

台風一過

2006年3月24日 注目
21日から土曜まで妹一家が里帰りをしていた。
赤ちゃんがひとりいると、まったく家の雰囲気が変わってしまうのだということを実感! すべてが赤ちゃんを中心に回る。生後8ヶ月の姪っ子はとてもとても可愛くって良い子だったのだけれども、こういう生活がずっと続くのかと思うと、妹をものすごく尊敬してしまった。母親って強いなあ。あやし方なんかも堂に入っていて、妹はもうすっかり母の顔をしていた。学生時代、姉である私の後ばかりついていた彼女が、今はもう何だか私なんかより余程大人で落ち着いている。私もいろいろいい加減にしないとなあと思いつつ。

お姉ちゃんはそのまま変人道を突っ走ってそのままでいいんじゃない、というはっきりいって何の救いにもならない妹の慰めが笑えた。

赤ちゃんは、ミルクの匂いかなあ。あまーい独特の匂いがして、体温が高いから抱いていると、とてもあたたかい。身体だけじゃなく心までぽかぽか。但し、7キロの重量はそう長くは抱いていられません…。重いよ君…(姪は平均よりはずっと軽いのだが)。

藻岩に出来た、大きなニトリに皆で行く。

妹は目を輝かせて、娘を私と父に預けて旦那とふたり、くるくるとフロアを回り、鬼のような買い物をする。気分転換できたみたいでよかったよかった。とは、すっかり腕と足がだるくなってしまった私と父の感想である。
桜餅を思わせる桜の葉の甘くさわやかな香りが、春の訪れを告げてくれる紅茶。ほのかな塩味が和菓子にも洋菓子にも合います。
【季節限定・2〜5月頃】


 この時季になると、毎年、ルピシア春の限定のさくらのお茶を買いにゆく。去年はさくら烏龍を買って美味しかったので、今年もそれにしようと思っていたのだが、明日から里帰りしてくる妹が、紅茶の方がいいとのたまわれたので、今年はさくら茶、紅茶バージョンになった。でもさくら烏龍も今年の50g袋は数量限定のきれいでかわいらしいパッケージなので、心が揺れている。揺れている時点で私の敗北はまあ決まったようなものだがとりあえずはSAKURA。

 早速帰宅して淹れてみたのだが、意外に香りがやわらかい。この種のフレーバーティーは大抵かなり香りがきついものなのだが、これは本当にやさしい香りがする。勿論、少しばかり早い春の香りだ。紅茶自体はあっさりとしていて、うたい文句どおり和菓子にも洋菓子にも合いそうだ。塩味は殆どないかな。サクラヴェールの方が元祖さくら茶という感じで塩味がするが、こちらの紅茶バージョンであるSAKURAは、ほのかな香りだけがさくらを浮かび上がらせる、とても上品なお茶だと思う。

 明日は早速来客たちにこれをふるまおう。北海道は季節はずれの降雪ですっかり冬に逆戻りしてしまったが、この香りだけは裏切らずに春を運んでくる。これを飲んだ彼らがどんな顔をしてくれるかとても楽しみだ。

ナルニア国物語

2006年3月18日 映画
今日、観に行ってきた。最近は本当、ファンタジー映画全盛という感じで、毎年のようにこんな風にファンタジーの大作が映画化されている。作っているのがディズニーということもあって、あまり期待せずに観に行ったのだが予想以上にうまくまとまっていたんじゃないかと思う。原作は未読なので、既読の方がどのような感想を抱くかはまた別の問題だが、原作を知らない人間でも「ナルニア国物語」がよくわかるように作られている。私は最後まで楽しく観ていたが、思い返してみるとやはりこども向けかなあとも。「ロード・オブ・ザ・リング」が大人向けのファンタジーだとすれば、これはこどもにやさしいファンタジーだろう。それはそれでいいような気がする。

C.S.ルイス原作の大ベストセラーを本格的に映画化したシリーズ第1作。第二次大戦下のイギリスで、ペベンシーの4兄弟姉妹が、疎開先の屋敷の洋服ダンスから、異世界の「ナルニア」へ入ってしまう。白い魔女によって100年の冬を強いられたナルニアで、彼らが英雄となるまでを、壮大なスケールと、めくるめく映像で展開していく。


しかし今はCGなどの技術が本当にすごい。アスラン(ライオン)の動きや表情などは本当によくできていたと思う。ビーバーはまあファンタジーということで人間くさくコミカルにしていたが、アスランは野生と幻想をうまく融和させていてとてもよかった。それにしても白い魔女こわい…迫真の演技ですな。ナルニアに行った途端、兄弟のうちで誰よりも大人びて落ち付いていた末っ子のルーシーがかわいらしくもけなげ。長男も後半は凛々しく雄々しく、お兄ちゃん、すっかり株を上げたらしい。個人的には茶目っ気たっぷりなプロフェッサーが好きだ。ああいう大人がもっといれば、こどもはいくらでも夢を見ることができるのに。そう思った。
幻想水滸伝V 楽しみ中。
相変わらずやっている。恒例の3パーティがあるようなので、慌てて18人分育てているところだ。あまりの人材のなさに一時はLv.5のスバルまでかり出してみたが、いなければ探しに行けばいいだけの話だった。幻水の根本的なシステムを忘れるなわたし。

というわけで方々からよさげな人材を発掘してみる。リンドブルムのふたりを連れてきてはみたがどうやら戦闘要員ではないらしい…? 戦争イベント専用かな。残念。仕方がないので滝つぼまでリヒャルトを迎えに行けば、何故かいたのはジジイカメだった。何故。

ジジイカメに釣られて白蛇が仲間になる。……あのーうできれば人間の仲間がほしいんですけど出来れば強い(使える)奴…。

1パーティ目にゼラセが固定のようなので(さすが星魔法強い〜ルックの女版ですな。性格は更に歪んでいるようだが)、2パーティ目にレヴィを入れることにし、最後の主人公パーティにはビッキーをいれてみることにした。……が、まだ道は遠いようだ(現在育成中)。よく考えてみれば今までビッキーってパーティに入れたことないかも…! 全部に出てるのに。(4はやってないが)

改めてリヒャルトを迎えに滝つぼに行くと、ようやく仲間になってくれた…のはいいが、勝手にさっさと城へ行ってしまった。え? パーティに入ってくれないの…? ミューラーのことしか頭にないらしい。君はほもか?(と疑いたくもなるあの盲目ぶりは一体)

リヒャルトは多分パーティ要員なので期待。あとは仲間になったばかりのダインあたり使えそうかなー。カイルは仲間になったときから出来る限りパーティに入れているのだが、微妙に使い勝手が悪い。美形で女たらしで使えないとなると、2の赤いひとを思い出してしまうのはもう仕方ないことだろう。まだ5の騎士コンビは仲間ではないのだけど、やっぱりあれですかモヒカンですか今回は…。そうですか…(肩落とし)。

そんなこんなで本も読まずにまたゲーム。

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