今更だがようやく入手。一度、ざっと読んでみたが、今回も結局1巻から地道に読み返すことに…。わかるエピソードも勿論あるのだが、「え、これ誰。ってか、いつ」というのが多過ぎる。それでこそファイブスターなのだが…なのだが…。12冊を読むのは大変だった。二日かかってしまった…。

ファイブスター関連で出ている資料系統の本を1冊も持っていないのだが、このシリーズに関してだけは痛切にほしいと思う。それぞれ巻末にちらちらと資料は載っているのだけど、一度に調べられるものがあった方がいいよなあ、などと思いつつ。

何だか今回は「ちゃあ」しか覚えてないのだが……(そんな馬鹿な)。後半部分、いろいろな意味で濃過ぎる。さすがバランシェ作ステキファティマ…。己の向上のために最弱マスターを求めるファティマ。あのすんばらしい初陣、戦闘シーンにはこけた。ステキ過ぎて。

前巻でカイエンがあっさり他界して何だか力がぬけていたのだが、永野マジックとでも言おうか。そんな読者でさえも問答無用で引き込んで話さない引力はさすがである。物語もだいぶ繋がってきたところもあるし、次が楽しみだなあ……でも3年後かなあ……。………。(いそいそと単行本を戸棚の奥へしまう。←こうしないと日焼けすごいんですけどこの本…)。

ISBN:4048539507 コミック 永野 護 角川書店 2006/04/07 ¥1,155
表紙の画像がないーさみしー。何はともあれ3巻が出た。このマンガ家さんの絵は本当にかわいい。巧あたりはかわいい中にも気の強さと頭の良さがしっかりと出ていていいなあと思う。1巻を読んだときには正直、頭の中のイメージより随分と子供っぽかったので閉口したのだが、今はいい感じにとけあっている。

この3巻をもって、丁度小説1巻分。頭から読み返してみようと思う。小説版の1巻目を読んだときに、するすると引き込まれてたまらずに続きを買ったことを思い出す。ただの児童文学じゃなくて、ただの青春物じゃなくて、重過ぎず、だからといって軽過ぎず。

この巻のみどころはやっぱり「素直な巧」とか「泣いてる巧」とか「風邪をひく巧」とかかなー(巧ばっかり)。

最後にはやっぱり「野球はいいなあ」になるのかな。野球より、友情に憧れるかも。現実の世界では難しいくらいのストレートで純粋な友情が心にあたたかい。

ISBN:4049250233 コミック 柚庭 千景 角川書店 2006/03/17 ¥420
電撃文庫とのコラボというので、萌え系なのだろうかと思ったがそういうわけでもないようで。少年ではなく少女マンガでマンガ化したのがわかるような感じがした。でも、小説の方の最新刊の表紙を見る限りではどう見ても萌え系……。小説イラストの方より、こちらのマンガ家さんの方がいいかな。死神の少女の孤独と悲哀がやわらかく、伝わってくるような気がするので。

ストーリーは一話完結形式で、死に神であるモモ(死神コードが100100だから、らしい。名前は本当はないようだ)が傍観者となって、死にたがる人間を救ってゆく…といったストーリー。モモが淡々としているので変にお涙頂戴系になっていなくていい。彼女が死神になってしまったその原因はまだ謎なのだが(記憶喪失のような)、最終的には彼女の記憶にもかかわってくるのかもしれない。

今後、どういう展開をするのか楽しみだ。

ISBN:459218386X コミック 和泉 明日香 白泉社 2006/03/04 ¥410


明日は旭山動物園に行ってきます! 楽しみー。
このお話もとうとう7巻まで。今回はさまざまな謎が明らかになっていた。それにしてもこれは実に女性が強いお話である。主人公のダリアンは勿論だけれども、パパリアも、ダリアンのおかあさんも、みんな、つよくてやさしい。だから男どもは皆して惹かれるのだね。

何となくそうかなとは思っていたが、ダリアンはキールが必死に隠していたことなんて、とうにお見通しだったらしい。彼が闇の精霊であることにもまったく動じていないダリアンに、茫然とするキールがとてもおかしかった。本気で好きなんだよね。きっと、そういうこと。だから彼の正体が何であるとか、精霊と人間がそばにあり続けるための悲劇だとか、そんなことダリアンはとうにわかっていたに違いない。それでも、彼をまもりたかったし、何よりしあわせにしたかったのだ。

彼女はきっといい女王になるだろう。できれば、そのそばに見えるかたちでキールがいられますように。そろそろクライマックスも近付いてきたけれど、ダリアンは相変わらずで、つよくてきついけれど、彼女ほどかわいい女性もいないと思う。

女って強いなあ。彼女を見る度、いろいろ反省する。それ以上に、きれいに憧れる。

ISBN:4592175204 コミック 朔野 安子 白泉社 2006/03/04 ¥410

レビューとは関係ないんですけど、噂のサントリーのポーションが気になってます。あの深いブルーのボトル、きれいですよねー。ほしいなあと思ったら、特殊なボトルの方は630円もするらしい…! 飲み物1本に630円て!

しかも飲んだひとの感想を見たら、誰ひとりとして美味しいって言わない(笑)! それなのに箱買いしたり、コンプリートしているひとたちはなんというかすごいと思う。

1本くらいほしいなあ。特殊ボトルの方…。でもあのきれいなデザインのふた、プラスチックなんですってね…ちょっと萎える…。むむむ買おうかどうしようか…。
タイトルと表紙が気に入って買ったコミック。当たりだった。うれしい。思ったとおり、やわらかくて、せつない。こういう関係もありなのかーと思う。すごく新鮮だった。王さまには、彼の本当の気持ちは最期のときしか伝わらなかったのだろうか。彼ほど、王さまのことをよくわかっている人間はいなかったろう。最初は憐憫、それから愛着。だれよりもつよく、妻よりずっとずっと強く、一番大事にされていたのだけど、王さまにとって彼は、たったひとり執着の象徴。彼しかほしくなかったのかもしれない。

王さまになって、ひとりきりではなくなって、自由になれたはずなのに、たったひとつほしいものが手に入らない。本当は、てのひらの上にあったのだけれど、つかんで一瞬も離したくなかったのだろう。無理なことなのに。王さまは彼にそれを望んでしまった。だから、彼は叶えた。自分ができるたったひとつの方法で。

飛び散る血は、今まで見たどんな色よりも鮮やかだったろう。

ちなみに同性愛の話では全然ないので。もっと深くて純粋なところの関係。いっそそういう関係の方が話も早くてふたりともしあわせになれたのかもしれないとも思うけど、これはきっとこういう終わり方でなければ、作者の本当の魅力が伝わらなかったかもしれない。

表題作ほか、彼女の初期の短編がいくつか掲載されている。明るくしあわせな話も勿論あってそれはそれで本当に楽しい。本当は、思い合っているふたりの男女が、おかしな立場で出会って複雑な事情があって、素の顔を見せ合い、通じ合うまでを、まったくの第三者が見つめているのがすごくおもしろかった。ただの恋愛ものではなくて、ただのコメディではない。どこかせつなく、きれいで、やさしい。このひとはそういう話が描けるひとだ。

ISBN:440361826X コミック 吟 鳥子 新書館 2006/02 ¥578
風邪でなかなか本屋に行けなかったので、あまぞーんさんでいろいろ一括購入した中の1冊。やっと読めた。うれしい。とても、しあわせ。

なんかもう、表紙からしてとてもいい。夜桜は好きだ。ギンコのことだから、ただ単純に「きれいだな」なんて思っているわけじゃないのだろうけど。でも意外に風流を解すところもあるから、それでも似合いかもしれない。いずれにせよ、桜も夜になると風情ががらりと変わる。きれいだけど、どこか切ない。かなしい。さびしいと、きっと誰かを呼んでいる。ギンコは、その声に呼ばれた? そんな気もする。

何だか今回は蟲師の元締め(という表現もどうかと思うが)が出ていて、いろいろとわけありのご様子で。でも淡幽嬢はとてもいいかんじ。すべてを諦めているかのようで、それでいていつも誰かのことを思っているようで、すべてを見とおしているようで、自分の周りの風景だけしか見えていないようで。ふつうのようでそうでないようで。

こういうひとは惹かれる。

しかし「花惑い」といい、「棘(おぼろ)のみち」といい、人間の残酷さを鋭く描いている。「鏡が淵」と「雷(いかづち)の袂」はもっと身近な分、余計にかなしい。ギンコの目に、人間という生き物のおそろしさはどのように映っているのだろう。彼にしてみれば、蟲もひとも同じなのかもしれない。それぞれの惨たらしさを知りながら、弱いものには必ず手をさしのべる。どうしたら、こんな風にやさしくなれるのだろう。

彼を見る度にそう思う。

ISBN:4063144046 コミック 漆原 友紀 講談社 2006/02/23 ¥620
今回はずっと蓮サイドの話だった。ひとりでぐるぐる回りつつ暴走しつつ慌てておさめつつ悟りつつ諦めつつと、蓮氏七変化。これはこれでおもしろいのだが、やっぱりキョーコの暴走っぷりも見たかったかなー。しかしあれですね。フツー気付きませんかねニワトリ…。何気に天然入りまくりの蓮氏。何だか大きな過去を背負っているようですが、どことなく可笑しいキャラなのだった。

次はキョーコメインで話を進めてほしいかも。あと、あれです。ショウがいないのが微妙にさみしい。おかしな方向に暴走するところがさすがキョーコの幼馴染と思うわけですけど。

しかしあの貧乏っぷりに度肝を抜かれたキョーコも私服がいろいろ増えてきましたなー。でも鞄がずーっと1コを使い続けていて微笑ましい。尤も、急にキョーコがヴィトンとかグッチのバッグを使われたら興ざめしますが。

ISBN:4592178327 コミック 仲村 佳樹 白泉社 2006/02/17 ¥410

オリンピック。フリーは無事に最初から最後まで見ることができた。けど、ああいう結果に終わるとは思わなくてびっくり。荒川さんは本当にきれいで凛とした演技で素晴らしかったけれど、スルツカヤのさみしい笑顔に何だか胸が痛くもなったり。個人的にはグルジアの若い選手がとても好きでした。最終グループに入ってしまって緊張でコチコチだったけれど、彼女のショートプログラムは素晴らしかったと思う。またバンクーバーで会えるといいな。

とにもかくにも金メダル、おめでとう。荒川さん。
近頃のマイブームというやつです。もっと早くに手を伸ばしておけばよかったと後悔。きっかけは、深夜、ふとテレビをつけたら放映していたアニメ。基本的にアニメには殆ど興味がないのだが、これはテレビの前にうずくまったまま、そのままの姿勢で最後までじっと見てしまった。設定と言い、雰囲気と言い、絵と言い、キャラクターと言い、ストーリーと言い、久々にどかんときた当たり本。

現実と幻想の間を行ったりきたりするこの話の根底には、日本という国にしかない独特の情緒がひそんでいる。せつなさ、孤独、やわらかいが決して越えることのできない障壁。特別であることを何より恐れる、日本という国の民の弱さと、たったひとりきりでも確かに生きている強さとを、鮮やかな筆で描き切る。

この話は基本的に1話完結であるが、すべての話に共通して出ているギンコという蟲師が、錆びの間から鈍く光る鍵を握りしめている。個人的には彼の過去を描いた話が一番好きだ。ひとりきりで生きている彼の強さと弱さと、そしてやさしさの理由を、甘い痛みと共に闇に浮かび上がらせている。

闇はちかしいもの。そしておそろしいもの。

彼はまだ、ひとでいられる。彼を必要とするひとがいる限り。

ISBN:4063143813 コミック 漆原 友紀 講談社 2005/06/23 ¥620
おそろしいくらいの高確率で恋愛オンチが集うコミック…(笑)。まあ初恋に近い状態のあげははともかく、紫までそれっぽい。おかーさんという存在は大きいのだなあとしみじみ。それにしてもあげはのバッグはいつもかわいいなー。最初の頃に出てきた(1巻だったかな)シンプルなトートだけど中布がストライプで、本革の蝶のアクセがついてたやつ、似たようなものをa.v.v.で見つけて買ってしまったことだよ…お気に入りだよハハハ。

自分が着たいとは全然思わないけど、いつも出てくるドレスが素敵で可愛い。妹があんなの着てくれないかなあ(妹夫婦は式をあげなかったので)。

あげは程ではないにせよ、小物を自分で作ったりするのは好きなので、ああいう世界を覗けるのはすごく楽しい。そろそろ紫もあげはの気持ちに気付いたようなので、次の巻では展開が動くかも。恋愛もいいけど、純粋にあの業種の世界が気に入っている。次はどんなオーダーが入るのかな。

ISBN:4592181654 コミック 日高 万里 白泉社 2005/11/18 ¥410
1巻からずっと読んでいるのだが、そうか、随分年数が経ってしまったのだなあとしみじみ。生まれたてのひなが、もう老鳥として描かれている。それでも、ちいさないのちは精一杯一日一日を生きている。てのひらに乗せたときのあたたかさ。つぶらな瞳のやわらかさ。それだけで、どれほど癒されることか。

たくさんの文鳥に囲まれ、忙しく暮らす著者は、毎日かれらの世話に追われながらもとてもしあわせそうに見えた。それが、すべてだと思う。みんなみんな、一日でも長く生きてくれますように。その短い一生がとてもしあわせなものでありますように。

いつも、この本を読む度にやさしい気持ちになれる。

ISBN:4873176131 コミック 今 市子 あおば出版 2005/10/15 ¥683
このひとの本は大抵買うことにしているのだが、今回のシリーズはさて…どうなのか。何となくパターンが読めるような気がしないでもなく。新鮮さがないというか。今後の展開次第かな。主人公の性格がどうもいつもと変わらないような気がして…。それと鈴に共感できないし。

個人的にはこのひとの他のシリーズの方が好きかも。

ISBN:4592183517 コミック 由貴 香織里 白泉社 2005/10/19 ¥410
なんだか蓮が異様に可愛い巻だった。少しずつ垣間見えてきた、彼の凄惨な過去。そのくせ、今回の彼はハツコイ(今更??)の予感にときめく乙女状態。ギャップがすごかった。今回は彼の苦悩がメインだったせいか、これまでの勢いにはややブレーキがかかった感じがある。月篭りが終わるまではこんな風なのだろうか。

反して、キョーコはと言えば、短期間で随分女優としての地位をつかみつつある様子で、周囲の賞賛の声も高い。本人まったく無意識のところがまたすごいんであるが。彼女はきっとこの作品で飛躍的にその能力を開花させていくんだろう。楽しみではあるが、ややハイスピード過ぎる気がしないでもない…まあ漫画の世界だから何でもありだろうが。

連とキョーコの関係は、恐らく今回連が自覚したことで次からいろいろ変わっていくのだろうけど、地味に嫉妬している尚がどんな風に彼らに絡んでいくのか楽しみだ。互いに競い合って、もっと輝いていけるといいのだろうけど、色恋沙汰が絡むとそうもなかなかいかないのかな?

ISBN:4592178319 コミック 仲村 佳樹 白泉社 2005/10/19 ¥410
毎回欠かさず新刊を買う漫画家さんのひとり。その緑川ゆきさんの新連載がコミックになった。今回もすごくいい。懐かしくて、あたたたかくて、じんとして、ほんわりして、ほのかに泣けてきたりもして、久々に読み込んだなあという感じ。妖怪をテーマにした作品は世に数多けれど、この話はそういったものの中では見る角度が変わっていておもしろいと思う。何よりこの「友人帳」なる小道具が斬新でいい。

主人公は、普通のひとには見えないものが見える少年。家族もなく、親戚中をたらい回しにされているが、その割にはすれたところがなくて純粋だ。かなしみとあきらめの中でも失わずに済んだもの。そのおかげで彼はここにきてようやく友人(人間も妖怪も)を得ることが出来たのではないかと思う。友好的な妖怪、攻撃的な妖怪。人間を憎むもの、愛すもの。その様々な生き方の中で、浮かび上がってくる彼の祖母の存在。

薄くなりつつある友人帳と共に、彼の未来はどんな風に続いていくのか、とても気になっている。そしてあの招き猫ならぬ斑は最後、夏目とどんな終わり方、始まり方をするのか。やさしい絶望の中で、細い光と愛情が滲み出てくる作品。切ないのに、笑える。泣きながらも笑ってしまう。そんな、心あたたかくなる話の集まりだった。

ISBN:4592171586 コミック 緑川 ゆき 白泉社 2005/10/05 ¥410
買おうかなどうしようかなと迷っていたところ、友人から大プッシュを受けて買ってみた。…買って良かった! これ、ものすごくおもしろい…。「アンティーク」の原作になったコミックだとか、このひとの話は斬新だなと思ってはいたが、今回もすごい。最初、タイトルしか知らなかった頃はてっきりあのドラマをコミック化したのかと思っていた。全然違った。オビにもあるとおり、男女逆転の大奥なのだ。女性の将軍がいて、3000人の美青年が大奥にははべっているのだ。ありえない。すご過ぎる。

かと言って全編ギャグなのかというと、そんなことはなくて、ほろりとする場面があったり、じーんとしたり、一息に最後まで読んでしまった。吉宗(勿論女性)はちょっといないくらい格好いい将軍だ。こんな女性がいたら見惚れてしまうなあ。何気に将軍の右腕の女性も素敵だ。見た目は十人並だが、中身はいっぱしの政治家。こんなひとがブレーンだったら最高だ。的確な助言と癒しの時間。すべてをカバーしてくれるひとだ。

かたや将軍の最初の男?となった水野は、これはまた別の意味で格好いい。このすっきりとしてさわやかな顔立ちと竹を割ったような性格は、愛憎うずまく大奥で悪目立ちしていた。墨染めの衣装がまたえらく似合っていて惚れ惚れ。彼に付き従う人間たちが心から彼に惚れ込むのも無理はない。幸せになってくれてよかったが、これで出番終わりかと思うと少しさびしい。

そして元々のストーリーもなんだか奥が深いようで、ものすごく気になるところで1巻が終わっていた。大きな改革をするらしい吉宗の今後はどうなるのだろう。早く次が出ないか。

ISBN:4592143019 コミック よしなが ふみ 白泉社 2005/09/29 ¥600
早いなあ。もうこんな時期か。そんな風に思うのは、フジテレビのCMで頻繁にこれが放映されるようになる頃だ。毎年10月になると、鈴鹿に行きたい病がうずく。うずきまくる。ナマのエギゾースト・ノートを聴きたくて死にそうになる。完全な中毒だが実際私はまだナマのレースを観たことがない。鈴鹿は遠い…ちなみに十勝でさえも結構遠い…。

最愛のドライバーが引退して以来、暫くF1からは遠ざかっていたのだが、今年は久しぶりによく観ている。あの、並ぶものなき強豪フェラーリ低迷に驚きまくったのだが、これも時代の流れなのかも。私が見始めた頃はウィリアムズが台頭してきた頃で、その合間にベネトン、やがてフェラーリ時々マクラーレン、みたいな。生まれて初めて観たレースが(勿論テレビ)1994年のサンマリノGPであるあたり、某かの切なさを感じてみる(わかるひとにはわかると思うがあの、忘れられない悲劇の起きたレースだ)。

あのレースを境に、それまでの英雄が消え、F1ファンが激減し、そうしてシューマッハの時代がきた。ベネトンでも強かったなあ。ブリアトーレとの最強タッグで、ウイリアムズの某2世を押さえ込んでいた(時々勝ちにはやるあまりちょっとアレなこともしてたが)。ちなみに私はその後の彼のライバルのファンだった。ライバルと称されたのは短い間だったけど。シルバーアローで勝ったのだ。あのあたりが私の全盛期だった。

で、今年。あれだけ強かったシューマッハ兄がマシンと共に低迷中。当時は憎らしいくらいに強かった彼が、こうなってしまうと何だか物足りないような気がしてしまうのだから何とも不思議。来年はせめて互角に渡り合えるくらいになるといい。今年は新星たちのバトルを楽しみにテレビの前に陣取ろうと思っている。

今日の画像のコミックは持ってるけど、結構特徴つかんでて面白い。F1速報で連載していたコミックだ。フィレンツェンあたりがおかしくて好きだったんだが…彼は元気かな。

ISBN:4891072504 ムック 村山 文夫 ニューズ出版 2004/02 ¥998
発売日だと思って勇んで買いに行ったら、影も形もなくてがっかり…。仕方なく他の本を物色しようと思っていろいろ立ち読みしていたら、不意に店員さんが新刊台の場所を空け出した。そして同じ出版社の先月の新刊を下げていたのでもしや!?と思って奥を覗いてみたら、今月の新刊にシュリンクをかけている真っ最中だった(※シュリンク……コミックなどの汚れや立ち読み防止のためにかかっているビニールパック←何故知っているかというと、数年前まで本屋の店員だったからだ)。

やったー!と思いつつ、暫く待っていたのだが、待てども待てども出てこない…。近付くアポイントの時間(私は仕事中。お昼の前に本を物色していた)。じわじわと汗が滲んでくる(大げさ)。まだか。まだなのか。ブルータスおまえもか(関係ない)。時間ぎりぎりまで待っても並ばなかったので、がっかりして他の本だけ買ってそこを立ち去る。ランチを取った後に読もうと思っていたのに。

結局、この本は仕事帰りに別の本屋で購入した。ほんの数冊だけでもいいから、新刊はさっさと並べるべきだと思うわけだ。多分、私のほかにも何人か同じ本を待っているひとがいた。確実に数名の客を逃したと思う。ああもったいない(大きなお世話)。

購入時のエピソードはともかく、今回の新刊は著者の前のシリーズとのコラボレーションだった(つまり番外編?)。何だか懐かしい面々と今のシリーズの主人公コンビがファンタジックに対面。いろいろ無理があると思いつつ、楽しく読めた。リュイは相変わらず可愛いなあ。ぱんだは全世界のパンダの味方。最後に読みきりで珍しく城の番外編が。まあこのひともいろいろコンプレックスを抱えているのだろう。元々は多分お父さんの、長じてはアレクの。でも彼はきっと今よりずっとずっといい男になるんじゃないかと思う。頑張れ城。おとーさん代わりの人々は皆君の成長を楽しみに待っている。

次の新刊は、西脇ワールドだそうで、これはこれで楽しみ。西脇ファンの友人が狂喜乱舞している姿が目に浮かぶ。

ISBN:B00007CCRO コミック 森本秀 冬水社
おもしろいから読んでみーと、旧友が1巻から8巻までを貸してくれた。結果、翌日、9巻と10巻を自分で買っていた…(アホだ)。先日、2箱分の本を古本屋に引き取って頂いて、ようやく少し片付いたかなと思った矢先に10冊の本(こうなったら間違いなく1〜8巻を揃える。嫌になるくらい未来の自分が見える…)。しまう場所がない。わー…。

元々この漫画家さんは好きで、昔「MVPは譲れない」というバスケ漫画を揃えていた。いや未だにちゃんと揃っているけども。「東京クレイジーパラダイス」は当時雑誌を買っていたので、コミックは買わず終い。なのでこのひとの本は久々。新しいシリーズが出てるなあとは思っていたけど、当時、引越しを控えていたこともあってシリーズになりそうな本は買わないようにしていたのだった。

ストーリーは、一見よくある芸能界漫画。主人公が芸能界入りする理由もどこかで見たよーなと思わないでもない。が、このひとの最大の魅力は主人公の根性とけなげさと天然のかわいらしさだ。今回もそれが爆発していて、相手役も今のところふたり程いるわけだけど、正反対な上に割合変人っぽくもあって面白い。これから先、京子がどのくらい化けてゆくのか、一体彼女は最後に誰を選ぶのか。更に脇で次々と出てくる変人オンパレードっぷりに拍手喝采。

久々にパワフルなコミックを読んだ。そう思う。

ISBN:4592178300 コミック 仲村 佳樹 白泉社 2005/06/17 ¥410
ふらりと本屋に立ち寄ったら、最新刊が出ていたので早速買って読んだ。遂に出た。やっと出た。女王パパリア! 今回は少しずつ秘密が明らかになり、更に謎を提供され、悶絶しそうな巻だった。えーここで切るなヨ!と思えた時点で、このシリーズにすっかりはまっていることに気付く。闇の精霊は相変わらずどうしようもないことでぐるぐるぐるぐる回っていて、ある意味とても面白い…。そんな彼を知らず、ダリアンは相変わらずの潔いまでの真っ直ぐさで、このふたりが互いに惹かれ合うのはもはや必然としか。

足りないもの、ずっと探していたものが、目の前にある。手を取れば、満たされる。それはどんな着心地のよい服よりぴったりと、すんなりと身体と心に合って、一度その至福を知ってしまえば、二度と離れられなくなる。恋愛がそんな定義のもとに存在するのだったらいいのになあと、何だか人生に疲れた年増みたいに呟いてみる…。

まあ冗談はさておき(冗談なのか?)、どうやら怒涛のクライマックスも近い様子。最後の大捕り物を控えて、次巻の発行日までどきどきは続く。

ISBN:4592175190 コミック 朔野 安子 白泉社 2005/09/05 ¥410

ようやく今週が終わった。何だか今週はずっと頭痛がひどくて参った。多分いつもの眼精疲労が原因だとは思うのだが、薬も磁気も全然効かなくて閉口。こんなときに限って、パソコン絡みの仕事が多くて呪われている気になった。

でも今日、とても嬉しかったのは、時間が余ったので立ち寄ったブックオフで、ずっと探していた本が5冊もいっぺんに見つかったこと。嬉しくて嬉しくて全部買ったのはいいが、それ以外にも今日レビューしたコミックなど3冊ほど購入していたため、元々の仕事鞄と相俟って信じたくない重さになった……。頭痛はともかく肩こりの半分の原因はこれかも。でも、幸せな重みだからいいのだ。

さて、明後日はいよいよ投票日。果たして日本が変わる程の何かが起こるのでしょうかね?
懐かしいなあと思ってレビュー。これは全巻揃えていた。引越しでやむなく処分したのだが、もう一度買い直そうかしら。スープーシャン大好きだった。あと武成王とその一族も。

あけびさまからコミックバトンが回って参りました。頑張って答えてみます。

◇Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)

うーん、わからない。二度の引越しで随分処分した筈だが、それでも本棚1つ分は余裕である。1000はないと思うけれど。

◇Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)

「のだめカンタービレ」 二ノ宮知子
頭ひとつ分抜けているかも。こんなに破天荒でそのくせシリアスで引き込まれるクラシック漫画を初めて読んだ。ぎゃぼー!

◇The last comic I bought (最後に買った漫画)

「空中楼閣の住人」 波津彬子

◇Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

1「音匣ガーデン」 山口美由紀
何度読んでも泣ける。あたたかく切ない涙だ。「あいするきみのために」。永遠のテーマかもしれない。

2「ディア・シェアラ」 やまざき貴子
上に同じ。未来へのメッセージの深さは、誰よりも彼女が一番よく知っている。ありきたりになりがちなネタを、彼女独特のテンポと魅力的なキャラクター、こまやかな感情表現で唯一の作品としている。

3「サラディナーサ」 河惣益巳
これと、藤田貴美の「CAPTAIN RED」は二大海洋少女漫画?だと思う。これがきっかけでその後海洋小説やら海洋映画やら海洋ドラマやらにどっぷりはまることになった。海はいい。海の男はいいよ。

4「観用少女」 川原由美子
物言わぬ人形。その微笑みだけでひとを幸せにしてくれる。人生に彩りを添えてくれる。励みを、生き甲斐を、そして奇跡を運ぶプランツドールは人間の夢の結晶だ。

5「ファイブスター・ストーリーズ」 永野護
一体いつ終わるの。と思いながらも絶対に見捨てられない長期連載作品。上のプランツドールとは違い、ファティマは人類に計り知れない力を与える代わりに、いくつもの悲劇をも呼ぶ。戦いに耐えられない繊細な人形。それに戦うことで輝く試練を与えたものの罪は如何ばかりか。

次点:「CITY HUNTER」「CAT’S EYE」「帯をギュッとね!」「SLAM DUNK」「おおきく振りかぶって」「G.DEFEND」「天は赤い河のほとり」「BANANA FISH」…いっぱいあるね…。

 
◇Five people to whom I’m passing the baton (バトンを渡す5名)

もう殆ど回ったと思いますのでこちらは省略します。

ISBN:4088737369 コミック 藤崎 竜 集英社 2005/07/04 ¥980
友人がこの一連のシリーズを揃えていて、借り読み。まだ小説の最新刊には手をつけていない。楽しみ。垣野内さんの絵はとても繊細だが、涼子のようなパワフル美女を描いても、不思議とよく合う。ミレディは今日も美人。今日もゴーイングマイウェイ。そのくせ恋はひそやかで(相手が鈍過ぎるという話もあるが)、懐に入れた人間に対しては意外に情が深かったりするところもいい。田中芳樹氏のキャラクターだなとしみじみ。

小説の中でも十分過ぎるくらい元気で魅力たっぷりのドラよけお涼さんだが、コミックになると更に心地よいテンポとそのスピーディーさが加わる。しかしヴァンパイアを長く描き続ける著者が、ドラキュラもよけて通るような女性を描いていることに、ほのかなおかしみを感じる。

ISBN:4063492036 コミック 垣野内 成美 講談社 2005/05/23 ¥580

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