何をおいてもとにかく音楽! 音楽が本当に素晴らしい映画だった。
映像をここまで美しく見せる音楽もそうはないような。
映画音楽は素晴らしいものが多いが、今回のように映像よりとにかく
音楽に聴き入ってしまうというのは……本末転倒?

映像は可もなく不可もなく。
正直、話としては深みがなくて物足りなかった。
もう少し何かあっても良かったのでは。
子供向けなのはわかるが、大人が見ても楽しいと思わせてナンボだろう、
宮崎アニメは(正確には宮崎アニメとは言わないのかもしれないが)。
期待してみてしまう分、どうしても辛口になるのだろう。

しかし音楽は本当によかった。
DVDレディースデイなんで行ってみたぞ、ブレイブ・ストーリー! と言いつつ、職場の同僚が映画代奢ってくれたのでタダだった。代わりにコーヒー奢ってあげて、のんびり鑑賞。

いやー最近のアニメってホント、絵がきれいだな。画面の美しさに何度も見惚れてしまったように思う。ストーリーは、長いあの原作を短くまとめていたのだが、さすがにちょっとはしょり過ぎ? 原作を読んではいないけど、ぱらぱらとめくった限りではかなり内容は濃かったんじゃないかと。宮部みゆきなんだから、もうちょい大人向けで辛口で作ってみても悪くはなかったのではないか。

全体的に子供っぽい感じはしたが、そうであるがゆえにとてもやさしくてあたたかみのあるストーリーだったと思う。

個人的に大泉氏のファンなので、キ・キーマとワタルの旅をもっともっと見たかった。大泉氏はやっぱりうまかったなあ。
とってもご無沙汰です。なんとか毎日生きてます。

5月の半ばに、友人たちと道東の方へ一泊旅行に行ってきました。オンネトーに阿寒湖、摩周湖に東藻琴の芝桜、上湧別のチューリップなどを堪能してきました。久しぶりの旅行でしたが、本当に楽しかった! 友人たちにはすっかりお世話になってしまって。というかこの旅は如何に私がどんくさく使えないかというのをわざわざ証明に行ったような感じでした…あああ。

上湧別でチューリップの球根をいくつか買い込み、鉢植えで栽培しています。濃い紫や、ピンクと白のグラデーション、花びらがひらひらとしている薄い黄色のチューリップなど、それはそれはきれいです。花はいいなあとしみじみ。見ているだけで心が和みます。

後は、えーと先週の週末、「ダ・ヴィンチ・コード」見てきました! いやーなんというか評判どおりの作品で……アレは宗教論争巻き起こして当たり前(笑)! 教義を根底から覆すとんでもないストーリーですが、無宗教の私にはとてもおもしろい作品でした。展開が二転三転し、最後の最後でびっくりしますよきっと。ああ、そうだったのか!と感心しました。思えば最初からヒント出されていたのになあと思いつつ。

トム・ハンクスもジャン・レノも勿論演技は素晴らしくて素敵だったのですが、圧巻はイアン・マッケラン(ロード・オブ・ザ・リングのガンダルフ役だった人ですよ)と、ポール・ベタニー(マスター・アンド・コマンダーでマチュリン役だった人)です。このふたりに飲まれたね。本当にすごかった。

「ダ・ヴィンチ・コード」は上映中、もう一度行きたいです。うん。是非行きたい。

あと、予告編で「パイレーツ・オブ・カリビアン2」をやっていたんですがもうもうこれ絶対行かなくちゃ!!!! ジョニー・デップもオーランド・ブルームもキーラ・ナイトレイも1に負けないすごい体当たり演技っぷりでどきどきしました。ああ夏が楽しみで仕方ないです!

ナルニア国物語

2006年3月18日 映画
今日、観に行ってきた。最近は本当、ファンタジー映画全盛という感じで、毎年のようにこんな風にファンタジーの大作が映画化されている。作っているのがディズニーということもあって、あまり期待せずに観に行ったのだが予想以上にうまくまとまっていたんじゃないかと思う。原作は未読なので、既読の方がどのような感想を抱くかはまた別の問題だが、原作を知らない人間でも「ナルニア国物語」がよくわかるように作られている。私は最後まで楽しく観ていたが、思い返してみるとやはりこども向けかなあとも。「ロード・オブ・ザ・リング」が大人向けのファンタジーだとすれば、これはこどもにやさしいファンタジーだろう。それはそれでいいような気がする。

C.S.ルイス原作の大ベストセラーを本格的に映画化したシリーズ第1作。第二次大戦下のイギリスで、ペベンシーの4兄弟姉妹が、疎開先の屋敷の洋服ダンスから、異世界の「ナルニア」へ入ってしまう。白い魔女によって100年の冬を強いられたナルニアで、彼らが英雄となるまでを、壮大なスケールと、めくるめく映像で展開していく。


しかし今はCGなどの技術が本当にすごい。アスラン(ライオン)の動きや表情などは本当によくできていたと思う。ビーバーはまあファンタジーということで人間くさくコミカルにしていたが、アスランは野生と幻想をうまく融和させていてとてもよかった。それにしても白い魔女こわい…迫真の演技ですな。ナルニアに行った途端、兄弟のうちで誰よりも大人びて落ち付いていた末っ子のルーシーがかわいらしくもけなげ。長男も後半は凛々しく雄々しく、お兄ちゃん、すっかり株を上げたらしい。個人的には茶目っ気たっぷりなプロフェッサーが好きだ。ああいう大人がもっといれば、こどもはいくらでも夢を見ることができるのに。そう思った。
オリンピックの合間に、BSに回したらこれが放映されていたので観た。私の大好きな映画「マスターアンドコマンダー」のラッセル・クロウとポール・ベタニーが出演しているのだが、いやー…いい映画だなあ(しみじみ)。こういう映画はむしろ映画館では観たくない。ひとりでじっくりと好きなだけ感動して好きなだけ暴れて?観るのが最高だと思う。

実在の数学者の話なのだが、彼は数に魅せられただけの、本当に普通の善良な人間だったのだなあと思う。彼の求め続けた解は、罪の意識からやがて精神を病んだ彼を支え続けた、献身的な妻の愛の中にあった。

でも、彼はあの病のおかげで、きっと孤独ではなかったのだ。世間からは冷ややかな目で見られながらも、彼のそばにいてくれる彼らがいたからこそ、彼の命はながらえたのに違いない。

あれですね。「博士の愛した数式」を読んだ後では、別の感慨がいろいろ浮かぶかもしれない。

でも実のところ、まずこっちの方から観ていただきたいと思う。

DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2002/09/13 ¥4,179 プリンストン大学の数学科に在籍している数学の天才ナッシュは、念願のマサチューセッツ大の研究所で働くことに。ところが彼のもとに諜報員バーチャーがやってきて、雑誌に隠されたソ連の暗号解読を依頼する。彼は承諾するが、そのことがやがて、彼の精神を侵していくことに…。

THE 有頂天ホテル

2006年2月13日 映画
久々に邦画。最初から最後まで笑って笑って顔の筋肉痛くなった…。このひと(三谷氏)は本当に楽しい映画を作るのだなあ。まあ、方々でコメントされていることとは思いますが、秀逸だったのはジョーです。オダギリジョー。あいつです。よくあんな役引き受けたな!と私の中で彼の株が急上昇。やるじゃん。大昔、仮面ライダークウガ(友人に推されて当時無理やり見せられていたが、ある意味すごく面白かった。今の特撮って皆あんなんなのか? 昼ドラかと…)を見ていた頃にはここまで彼が化けるとは思っていなかった。いい役者になったなあ。

佐藤浩市が、彼にしては地味というか真面目な役で、あのひと、はっちゃけた役でも面白かったかもな〜。いとうしろうはサイコウです。あんな支配人いたらそのホテル絶対泊まる(その基準て)。

暫くはエゾシカを見掛けただけでも吹き出しそうだ。今年の初笑いだったかも(観に行ったのは1月でした)。


DVD 大晦日、様々なイベントが目白押しでごった返すホテル・アバンティ。そんな時に副支配人の新堂は別れた妻と再会。妻は再婚していたが、その再婚相手はホテルの目の上のタンコブであるコールガールのヨウコと浮気を。そんなことは知らぬ新堂は、つい元妻に見栄を張って大嘘をついてしまう……。という話はごく1部。主な登場人物だけで20名…
テレビでやってましたねー。先週も1を観たので、これで心置きなく明日は炎のゴブレットを観てこようと思います! 楽しみだ! しかし字幕派なので、テレビの吹替はどうも微妙…。ハリーがこども過ぎるような。そんなような。先生方はどなたもぴったりだと思いますが。

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/10/28 ¥1,500

シネマバトン

2005年11月20日 映画
今度は映画のバトンです。今年は去年ほど観ていない気がする。忙しかったからな〜…。

Q1 購入済みのDVDまたは録画済みビデオ本数の総計は?

録画済のビデオの本数はもう全然わからないのでパス。買ったDVDは少ないです。
「ローマの休日」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ラスト・サムライ」「マスター・アンド・コマンダー」「イノセンス」「或る旅人の日記」

以上。…少な……。ハウルを買うか買うまいか迷い中。

Q2 いま面白い映画はなにか?

今、ですか。「チャーリーとチョコレート工場」かな。うんぱるんぱがもうすごくてすごくて夢にまで出てきたし! うさんくさくてきもきれいなウォンカさんサイコー。

Q3 最後に見た映画は?(映画館とビデオorDVD鑑賞、双方あげてください)

映画館では「まだまだあぶない刑事」。
DVDは「或る旅人の日記」だけどこれって映画じゃないよ、ね。じゃあえーと「千年女優」かな? あ、滅多に観ないのにどちらも邦画でした。偶然にも。

Q4 よく見る、または特別な思い入れのある映画を5つあげる。

1.「風の谷のナウシカ」
私の記憶にある限りで、映画館で初めて見た映画。当時も、ものすごく感動したけど、今、この年になって観ても、宮崎監督の訴えたかったことがシンプルにそれでいてがしんと強く心をつかんでくる。すごいなと思う。アニメで片付けてしまうには勿体無いなあとしみじみ。

2.「マスター・アンド・コマンダー」
元々男同士の親友という距離にむちゃくちゃ弱いのですが、これはその最たる作品かも。船員たちからオーブリー船長が、明るく誇らしげに「ラッキー・ジャック!」と呼ばれるシーンがとても好きです。瀕死の重症を負ったマチュリンを、オーブリーは彼を兼ねてから望んでいた野生動物の宝庫の島に連れてゆくのですけど(元々の航路を迂回してまで)、青褪めて生気のない顔色のマチュリンが、テントの隙間から見えた楽園に顔を輝かせるところ、それをやわらかい瞳で見やってから照れたように目を逸らすオーブリー。ああ男の友情っていいなあ。語り出すと止まらないのでこのへんで。

3.「サウンド・オブ・ミュージック」
家人が大ハマリしていて、ビデオを何十回となく見せられた作品。トラップ大佐とその家族が歌う「エーデルワイス」ほどやわらかく、そしてうつくしく響いた旋律もないと思う。素晴らしい歌声に満ちたこの作品だが、圧巻なのは修道院長の歌うマリアを励ます歌。ものすごい声量と技術を兼ね備えた声ですが、彼女、相当な高齢だった筈…。あんなに素晴らしい歌を歌える老女なんてどこ探したっていない。つらくて苦しいことがあると、彼女の歌を思い出して勇気つけられます。頑張って山を乗り越えようと思うのです。

4.「パイレーツ・オブ・カリビアン」
明らかに海の男に弱いラインナップです(ついでに私の頭も弱そう)。元々ジョニー・デップは好きでしたが、この作品で一気に傾倒。あそこまでうさんくさくへたれで、自由きままな海賊を演じられる男など彼の他にはいない。冒頭のシーンが大好きで何度も何度も繰り返しみました。格好いいのに、オチが最高…! この映画は音楽の素晴らしさも魅力のひとつです。サントラは未だによく聴きます。この映画音楽を担当したひとは天才だと思う。今もあちこちの番組で使われていますよね。

5.「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
ディカプリオの魅力が余すところなく描かれている作品。七変化の変装ぶりの後に残るのは、孤独でさみしい少年の素顔…。クリスマスの電話のシーンは何度見ても泣けます。相手役のトム・ハンクスもハマリ役なんだなあ。これもDVD買おうかどうしようか迷った覚えがあります。クリスマスが近くなると観たくなる。切ないけどやさしい映画。

Q5 バトンを渡すと言うよりもアンケートをお願いしたい方々。

ここを見て答えてみたいなと思われた方、是非是非。

DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/11/16 ¥4,935
観てきた。もう懐かしくて懐かしくて、可笑しくて勢いがあって、最後まであっという間だった。おもしろかったー! だんでぃたかやまもせくしぃおおしたも健在だった。薫は少し地味になったような気がする。あれで地味も何もないようだが、前はもっとすごかった気が。やっぱり一番可笑しかったのは「かちょう」! かちょうだなんて、あのふたりじゃなくても呼べない。でも徹くんはやっぱり徹くんだった。

でも何かあれだ。ヒロインがひとりでシリアスパートを受け持っていた感じ。他のメンバーは誰ひとり真面目じゃない。我が道を好きなように生きていて本当に笑った。笑いまくった。ナカさんのホタテ?ネクタイが非常に気になる…。相変わらずの素晴らしいセンスでうれしい。

これまであぶない刑事は全部劇場で観ている。前の作品たちのとき、まだ初々しくも制服を着ていたのは言うまでもないが、小学生ですらなかったひとも今となっては多いのだろうなあ…ああ月日の流れの何と残酷なことよ。時間よ止まれ。あ、いや、今止まられてもいろいろと困るので(個人的に)もうちょっと未来で止まってみて?(勝手過ぎ)

DVD

或る旅人の日記

2005年10月30日 映画
SHOCKWAVEのサイトで公開されているアニメーションをDVD化したもの。私はこの作品を作った加藤久仁生さんの大ファンだ。これ程までにうつくしいアニメーションを私は他に知らない。幻想的な不思議の国トルタリアの旅人が織り成す、静かでやさしい世界。一度、この世界に足を踏み入れたなら、もう二度とそこから出たいとは思わないだろう。

アシナガブタに乗ってどこまでもどこまでも。砂漠や草原や様々な街を越えて、いつか見つかる彼だけの場所へ。

ちなみにこのアニメはこちらで見られます↓

http://jp.shockwave.com/animations/drama/tabibito/

更に、この作品を絵本化したものが、月刊MOEの2004年6月号に掲載。まだバックナンバーの取り扱いもあるようです。是非。

映画『海猿』などで知られるROBOTが制作したWEBファンタジーアニメがDVD化。架空の国を旅するひとりの旅人が遭遇する不思議な出来事や人々との出会いを、幻想的な雰囲気で綴る。WEBで公開された6編に加え、新作1編、ミュージッククリップなども収録。


DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/01/26 ¥3,885
本日、映画のレディースデイだったので、友人と共に観てきた。お目当てはカルティエのゴージャスアクセサリーを見てみたいというだけだったのだが、思っていたよりは面白かった(失礼な感想)。事前、あまりにカルティエの宝石ばかりが取り沙汰されていたので、正直あまり映画そのものには期待していなかったのだ。少しばかり詰め込んだカンがあるものの、テンポは悪くないし、それぞれのキャラクター配置も面白かったと思う。ラストも、ああこういう終わり方をするのか〜と少し感心。でも何だか続編作れそうな感じで、どうする気なのかなーとも。

しかしまあフランス映画だけあって、耽美のかほりがぷんぷんするし口説き文句はものすごい気障でくどめだし、胸毛濃いし(笑)、ジョゼフィーヌのフェロモンは濃過ぎてのけぞるしで、よくもわるくもジュテヴ、ジュテーム(意味不明)。ジョゼフィーヌの衣装、すけすけですごかった。熟女の色気をこれでもかと大画面で見せ付けられて、そりゃアルセーヌも騙されもするだろう。騙されるというよりは、流されていたようにも何となく。

そこそこ面白かったが、本当に最初から最後まで濃ゆい映画だった。しばらくフランス映画はいい…おなかいっぱい。クラリス役の彼女は「キグダムオブヘブン」の彼女ですな。前のお姫様の役の方が似合ってはいたけど、今回も彼女は悪くなかった。


ちなみに画像はこの映画のものにあらず。あまぞんの選択肢に出てこないので、違うやつを引っ張ってきた。あしからず。

千年女優

2005年10月4日 映画
今年の春にBS2で放映されていたのを録画していたやつを久々に観た。絵も綺麗だし、話も好きだし、何より音楽担当が大好きな平沢進氏なのだ。ロタティオンは何度聴いてもいい。名曲…。これを作ったマッドハウスって確かFF7のアドベンドチルドレンも作ったはず。なのでACにもとても期待している。この千年女優も本当に画像が美しいので。ACは自分では購入していないのだが、旧友が先日買ったとのことなので、近いうち早速上映会を行うことにする(←勝手に決めた)。手土産に彼女の好きなケーキくらいは持って行こう…うん…。

あのひとを追いかけている私が好きなんだもの… という千代子の最後の台詞が大好き。悲恋の話なのに、とてもそうは思えないのは千代子の前向きさとひたむきさと純真なんだろうな。老女になっても少女みたいなかわいいひと。社長がいつまでもべた惚れなのよくわかるな〜。

というわけで、ここを更新するのは久しぶり。ようやく腱鞘炎も治り、仕事のヤマも越えた。ほっとする。前々から考えていたことを遂に実行できたので、今はとにかく心が軽い。

それというのも、先月末で勤めていた会社を辞めたのだ。なんというか非常に特殊な業界だった…。この世の裏側を覗いた気がする…(大袈裟表現)。しかしいろんな意味で勉強になった2年間だった。もうこの仕事をすることはないと思うが、ここで得た知識は今後の人生にも間違いなく役立つことだと思っているから無駄にはならないだろう。

落ちついたら就職活動しなくては。人生で何度目かいい加減忘れそうだけど。別に私がふらふらしているわけではなくて、過去数回勤めていた会社が倒産しているんである。ああ悲しき北海道。経済が立ち直るは一体いつなんだろう。早くして…(本音)。次はそう簡単には潰れなく、尚且つたくさんは望まないが人並みの給料と時間を持てる仕事につきたい。前の仕事はこのあたりの待遇が最低だったので…。



DVD バンダイビジュアル 2003/02/25 ¥5,040 30年前に、表舞台から姿を消した伝説の大女優・藤原千代子。インタビューに答えて、自らの生い立ち、そして秘められた恋を話しはじめた彼女だが、その実体験と、出演した映画のシーンがいつしか混ざり合う…。
噂の映画に行ってきた。感想がどこも好意的だったので、期待して見に行った。まさにその期待を裏切らない作品でにんまり。デップはやっぱりすごい。あの役をああいう風に演じられるのは彼くらいなものだと思う。すごいイロモノなのに、変に大げさに演じているというわけではなく、元々彼はこうなのだという説得力があるのがすごい。それにしてもデップの肌、えらくつやつやだったのだが、あれはメイクのパワー? 彼の頬のなめらかさに目が釘付けだった(見るところが違う)。

原作はもっと説教くさいというか、地味なのだが、ハリウッド映画らしく、そしてティム・バートンらしく華やかに夢のある作品に仕上がっていたと思う。チョコレートの川に本物のチョコレートを使っていたり、ナッツを割るリスが本物だったり、意味不明に感心させてしまうところが何とも素敵。リス、可愛かったなあ。あの我侭な少女でなくても、一匹欲しいと思ってしまう。個人的にはテレビの部屋に大笑いだったのだが。ああいうシャレ心がまた何とも…。

最後に、クリストファー・リーに乾杯。名優をあの役にあてたところがにくい。ちょっと感動してしまった。


ロアルド・ダール原作の人気ファンタジーの映画化。ウォンカ氏が経営する巨大なチョコレート工場に、5人の子どもたちが招待され、驚くべき体験をする。5人のなかで、唯一、貧しい一家の少年チャーリーで、天才子役のフレディー・ハイモアが名演技を披露している。ほぼ原…
友人の付き合いで、昨日行ってきた。ちなみに私はどちらの原作も読んでいない…。映画館は殆ど子供だらけだった。さもありなん。ツバサは今NHKかどこかでアニメをやっているらしいが、私はアニメに興味がないのでわからない…。ちなみに画像のはテレビ版DVD第1巻。…らしい。

とりあえず、ツバサの方は何が何やらさっぱりな上、ジェットコースターな展開で呆気に取られた。わざわざ映画にする程の話でもなく、厚みがない。見たことないのでわからないが、これなら多分、普段のテレビアニメの方が面白いのじゃないの? と思ってしまった。大体主役であるはずのサクラが脇中の脇で、彼女の出ている意味がなかった。時間が短すぎたのだろう。2本立てだし、仕方ないとは思うがお金を払って見る価値なし…。

同時上映のHolicは面白かった。短い時間でも綺麗にまとまっていて、楽しめる作品だと思う。出演のキャラクターがそう多くないせいもあるだろうが、原作を知らなくても大丈夫。不思議の世界をゆっくり堪能。でもやっぱりこれもビデオでいいかな。別に映画館まで行かなくてもいいかという程度。映画館でアニメってのがどうも…。押井守氏くらいならまだしも。

DVD バンダイビジュアル 2005/08/26 ¥3,990
観たい観たいと思いつつ、時は流れて葉月。ようやく観ることが出来た。うーん、完結だなあ。何よりまず何だかしみじみとしてしまった。ストーリーその他はさておくとして、一番気になったのはクリストファー・リーかな…。ロードオブザリングと言い、2まではすごくすごく重要人物として扱われて出番も多かったのに最終章では出番が大幅に減った上に、めったやたらと弱くて主人公側にあっさりと負けてしまうという悲しい役だ…。ちょっと残念。

後は相変わらずオビ=ワン・ケノービがくそ真面目で真摯で愛情たっぷりでついつい応援してやりたくなるジェダイっぷり満載だったとか(長い)、アナキン…アナキン、アンタって。(それ以上言葉に出来ない)だったり、パドメが不幸過ぎたり、ヨーダがスーパーボールのようだったり、ウインドゥ割と気に入っていたのにあれはどうよあれはだったり、R2が暗いストーリーの中で激しく輝いていたり、機械かと思った某敵キャラに実は内臓があったり、悠長に戦ってないで早く逃げて下さい丸焦げになりたいんかい!だったりした。(だから長過ぎ)

旧シリーズをこのまま続けて観たら、いろいろ思い出したり新シリーズの伏線にああそうだったと思ったりで楽しいと思うのだが、それ以前に激しく違うSFXっぷりを大爆笑して終わってしまいそうだ。あ、今はVFXか。どのみち笑いたくないのに笑ってしまうに違いない。それでもあれはあれですごく味があって、あれこそがスターウォーズだとも思うので、デジタルリミクスでいきなりクリステンセンに最後だけ変わっているのはどうかと思うわけだった…。

でも何だかんだ言いつつ満足している。ヨーダとオビ=ワンのおかげだ。

映画の話はこのへんで、今日もムチャクチャ暑かった。あまりに暑かったので、駅の向かいにあるデパートやショップに行くのにわざわざ血か通路を使った程だ。外は最悪である。何より信号が長いのだ。青になるまでの間にぐっしょり悪い汗をかくのは間違い無い。そんなわけで今日は昼間は一度も外に出なかった。その分せわしなさが消えていつもよりのんびり買い物したりお茶したりできたのはまた新しい発見だったかも。

次は15日に付き合いで鋼の映画に行くのだ。わたし、アニメをさっぱり知らないので多分ストーリーについていけないに3000点。原作は面白いと思うのだけど、アニメは別に…。小説にせよ、コミックにせよ、映画にせよ、いずれも原作支持派だ。基本的には。でもはりぽたは映画の方が断然好み。アズカバンだけは原作のがよかったかな…。
エルフの王子様オーランド・ブルーム主演の騎士物となれば、行かねばなるまい…という決意の割にはぎりぎりだった。後二日で公開終了だった…危なかった。間に合って良かった。

かなりのご無沙汰。仕事が多忙なのもあるがキーボードがぶっ壊れていた。遊びに来ていた従妹が見事にジュースをひっくり返してくれたのだ…ああああああ。ようやく直って久々のネット。久々過ぎて何だか少しカルチャーショック。世界は常に動いている。ひとり浦島太郎。

それはさておき、映画だが予想以上に面白かった。私はオーランドがどこから見てもシリアスなキャラを演じているのを初めて観た…。いつもはどこかお茶目だったり情けなかったりしていたが、今回のは本当にオーランドのための映画。

テンポもよく、戦闘シーンもキレがあって良かったのだが、惜しむらくはただの鍛冶屋だった主人公がいきなりあんな風になるのがあまりにジェットコースター的展開で驚いた。×年後……というテロップが入っても良かったんじゃないだろうか。様々な奇策で敵を押し返して見事な防衛戦を演じていたが、鍛冶屋に過ぎない青年がそこまでになったという成長の前振りがほしい…。

それ以外は本当に楽しめた。それにしてもボロミア氏は死んだり逮捕されたりする役でしか見たことないんだが…。彼自身はものすごく演技がうまくて好きな俳優さんなので、次は是非美味しい役でお会いしたいものだ。

騎士物はやっぱり萌えるなあ。


DVD 『グラディエーター』などの巨匠、リドリー・スコット監督が、12世紀を舞台に、十字軍とエルサレムの関係を史実に基づいて描いた壮大なアクション絵巻。主人公はフランスで鍛冶屋を営んでいた青年バリアンで、突然現れた父の誘いで十字軍遠征に参加した彼が、父の意志を継ぎ、エルサレムに平和をもたらすべく苦闘する。バリアンの騎士とし…
最近のこのブログの検索ワードのアクセストップはTEAM-NACSだ。札幌公演はとりあえず終了したが(どうやら全国回ってきた後に再び凱旋公演をしてくれるらしい。楽しみで仕方が無い。チケット取れますように)、先日終わった広島を始め、これからどんどんと全国に回ってゆく。中には「当日券」や「チケット売り場」などで検索される方もいらっしゃって、これから観に行かれるのだなあとしみじみしてしまう。でも多分当日券は難しいと思うので、彼らが所属している会社OFFICE CUE(オフィスキュー)のサイトに行き、前売りの発売を確かめた方がよいと思われ。

ところで先日、このDVDを観た。本編は二度目だが、特典DVDを観るのをすっかり忘れていたのだ。彼ら5人が支笏湖へキャンプに行く映像に交えて過去の作品の紹介や、彼らへのインタビューが収められていた。昔からの彼らを知っている側としては、妙にかしこまっちゃってまあとインタビューなどは微笑みつつ観てしまうが、これが初めてという方や最近ご覧になられた方などは、また違った印象を持っているのだと思う。

あくまで個人的な感想になるが、私としては「LOOSER」より現在公演中の新作舞台「COMPOSER」の方が好みだ。なので、LOOSERから入られた方で今回の舞台を観に行かれる方は大いに期待してほしい。あの作品とはまた違った魅力に出会えると思う。

過去の作品映像を観ていたら、久々に「FEVER」あたりが観たくなった。さて、あのビデオは一体どこにしまったかなー。押入れをひっくり返さなくては。

DVD アミューズソフトエンタテインメント 2004/12/24 ¥4,179
本日、この映画を観てきた。邦画版のこの作品が大好きなので、正直こちらにはあまり期待していなかったのだが、とんでもない! 素晴らしくよい作品に仕上がっていたと思う。日本人の感性とアメリカ人の感性の違いがこれ程わかりやすく出た例もあるまい。日本版では有り得ないシーンが、ハリウッド版ではとても柔らかく、やさしく、何よりロマンティックに加算されていた。とにかく、あの役はリチャード・ギア以外には出来ない。彼だからあんなにも素敵に、そして無理なくハマるのだ。

ところで邦画では草刈民代さんが演じられていた役をこなしていた女優さん(彼女はダンサーでバレリーナではなかったが)、おそろしくプロポーションのよい女性だった。というかお尻が! カッコイイ!(補正下着をつけているとしてもだ) なんだかイヴ&ロークのとある本の中で、レオナルド特製の下着をつけてドレスを着たイヴの後姿を見てロークがしみじみと「君のお尻がそんな風に動くのを初めて見た」と呟いたときの気持ちがわかったような気がする(わかってどうする)。

個人的にはあの探偵さんがすごく好きなんだが…。そして邦画で竹中直人氏と渡辺えり子氏が演じていたあの濃ゆいカップルが、そのまんまハリウッド版で出てきていたので驚いた。監督さんはよくあそこまでハマるぴったりの俳優さんたちを見つけてきたものだ…。

笑いの中にもラスト近く、感動してちょっと泣けてきそうになるシーンもあったりしてさすがだと思った。今年見た映画の中で一番のヒットかもしれない。もう一度観たい。

DVD 美しい妻と娘との生活にちょっとギクシャクしたものを感じていた中年男性が、通勤途中の電車から見えたダンススクールの窓辺に佇む美しい女性にひかれ、スクールの門を叩く。そして踊ることの楽しさに目覚めた彼の退屈な日々はイキイキと変化していき…。
映画の日をナメてはいけない。ありえない程の大混雑だった、札幌シネマフロンティア…!!!! 土台、北海道は外で遊ぶには寒すぎるのだ。だからみんなインドアに走るのだ…。そんなこんなでチケット売り場で一時間も並んだ後は、軒並み売り切れた後だったり。それで残っていた作品の中で選ぶしかなかったのだが、他がコナンだったりプリキュアだったり他はホラーだったりで選択の余地がなくこれを観た。

か、感想は………ほも映画……(汗)。まさかしょっぱなから長瀬と中村七之助のディープキスを見せられるとは思わず。なんだか観客みんな引いていたような気がするのだが…。暗転という技術をご存知か。ちなみにその後も2回だか3回だかちゅーシーンがあってげっそりした。大画面でなまほもはびびる。小心者ですいません。

所々笑えたりもしたが、根っこがディープに暗いシリアス(ほも)ストーリーなので、どこまで笑っていいのか微妙だった。何気に親子で出演してたりしていいのか梨園。

そういうわけでとても久々にここに顔を出したと思ったらディープなれビューですいません。どういう連休なんだ。

オペラ座の怪人

2005年3月19日 映画
念願叶ってようやく観に行くことが出来た。3連休とあって人出が多く、オペラ座の怪人も公開から暫く経つというのに満員御礼。すごい。

1870年パリのオペラ座で、プリマドンナが事故に巻き込まれ役を降板。新人のバレエダンサーのクリスティーヌが大役を得て、舞台を成功に導く。しかし、その姿をじっと見つめる仮面の男がいた。幼なじみの男性ラウルと再会して喜ぶ彼女を、仮面の男は地下深く連れ去る。
作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの傑作ミュージカル『オペラ座の怪人』は、日本でも劇団四季が大ヒットさせたので知っている人も多いだろう。この舞台をジョエル・シュマッカー監督が映画化。ウェバーの音楽を最大限にいかすために、ドラマはミュージカル構成。よってネームバリューよりも歌唱力のある役者が集められ、怪人にジェラルド・バトラー、クリスティーヌにエイミー・ロッサム、ラウルにパトリック・ウィルソンが抜擢され、吹き替えなしで見事に演じ、歌いあげている。オペラ座の美術、衣装、めくるめく映像など、贅の限りをつくしたようなまぶしさで、ヴィジュアルがこの悲劇を盛り上げるのに一役買っているといっても過言ではないだろう。


元々小説の方はうんと昔から何度か読んでいて、劇団四季のミュージカルも観ているので、ストーリーに関してはもうすっかりわかっている。なので話を追うよりそれ以外にじっくりと目を向けることが出来てとても楽しかった。

豪華絢爛なオペラ座。吸い込まれるように入ってゆく着飾った人、人、人。舞台の上のダンサーやシンガー。その裏で戦争のような忙しさで走りまわる人々。裏方。そして――ファントム。

自分で想像していたとおりの、イメージを裏切らないオペラ座の地下でとても嬉しくなった。ああこうだ。こうだったと見たこともないくせに深く納得をする。靄が立ち込め、色を深く染めて辺りに満ちる水。むき出しの壁。無数の燭台。一台のピアノの回りには、書き途中の楽譜が散乱している。それから布をかけられた鏡、鏡、鏡。ファントムのひそやかな生活空間には音楽と悲しみと孤独があふれていた。

今回、ファントム役を演じられた俳優さんは精悍な顔立ちのハンサムガイで、それゆえにあの醜く崩れ落ちた半顔が痛々しい。でも個人的な感想ではそれでもラウルよりずっと格好良かったと思うのだが…。クリスティーヌの選択をどうかと思ってしまった私はやっぱり、純情や一途、貞節を重んじる日本人であって、あの作品は恋多きフランスのものなのだ。ちなみに普段そんなことを思ったこともない。不思議だな…。

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