二胡 姜建華(ジャン・ジェンホワ)の世界 Best
2006年4月16日 音楽
今日はコンサートホールKITARAまで、このひとのコンサートを聴きに行ってきた。ナマのニ胡の音は本当に素晴らしくて、言葉にならない。たったニ本の弦しかないというのに、あの音の深みは何なのだろう。古き良き時代のヴァイオリンのように音階を自由自在に滑るこの楽器は、他のどんな楽器よりも奏者の実力が問われるに違いない。
オリエンタルなやわらかい半音階の上下するメロディンラインは勿論のこと、グリーン・スリーブスやノクターンといった西洋クラシックも何の違和感もなく響かせる。喜多郎のシルクロードが奏でられたときは、暫し数百年過去の砂漠に思いを馳せた。
個人的には、シルクロードとアヴェ・マリア、リベルタンゴが特に素晴らしかった。あちらの楽曲では、空山鳥語は本当に小鳥が鳴いている声にきこえたし、競馬は馬のいななきやひづめの土を蹴る音が本物そっくりにニ胡で奏でられたのに心底驚いた。どこまでこの楽器は可能性を秘めているのだろう。どきどきする。
大変親日家であられるようで、片言ながらも一生懸命日本語で私たちに語りかけようとしてくれていた。彼女が、札幌がとても好きであるということ、彼女を褒めたたえ、ニ胡が日本に浸透するようにと尽力してくれた指揮者小澤征爾への深い感謝の念、また、共演したハーピストを始めとする演奏者の様々な出会いの不思議など、心から伝わってきた。
アンコールは4度もあって、1曲目はイナバウア〜の例の金メダルの曲で客の心をつかみ、2曲目は中島みゆきの地上の星(びっくりするくらいニ胡と合っていた)、3曲目は冬のソナタの主題歌、そして最後は北の国からを演奏して、華やかな笑顔を振りまき、ナマのニ胡がどれほど素晴らしいものであるのかを私たちに教えて、拍手の中、彼女は去った。
またこんなステキなコンサートがあればいいと心から思う。次は何気に東儀秀樹を狙っているんですけどね…雅楽もよいと思うのです。ナマは本当に。
姜建華 CD コロムビアミュージックエンタテインメント 2003/04/23 ¥2,415
オリエンタルなやわらかい半音階の上下するメロディンラインは勿論のこと、グリーン・スリーブスやノクターンといった西洋クラシックも何の違和感もなく響かせる。喜多郎のシルクロードが奏でられたときは、暫し数百年過去の砂漠に思いを馳せた。
個人的には、シルクロードとアヴェ・マリア、リベルタンゴが特に素晴らしかった。あちらの楽曲では、空山鳥語は本当に小鳥が鳴いている声にきこえたし、競馬は馬のいななきやひづめの土を蹴る音が本物そっくりにニ胡で奏でられたのに心底驚いた。どこまでこの楽器は可能性を秘めているのだろう。どきどきする。
大変親日家であられるようで、片言ながらも一生懸命日本語で私たちに語りかけようとしてくれていた。彼女が、札幌がとても好きであるということ、彼女を褒めたたえ、ニ胡が日本に浸透するようにと尽力してくれた指揮者小澤征爾への深い感謝の念、また、共演したハーピストを始めとする演奏者の様々な出会いの不思議など、心から伝わってきた。
アンコールは4度もあって、1曲目はイナバウア〜の例の金メダルの曲で客の心をつかみ、2曲目は中島みゆきの地上の星(びっくりするくらいニ胡と合っていた)、3曲目は冬のソナタの主題歌、そして最後は北の国からを演奏して、華やかな笑顔を振りまき、ナマのニ胡がどれほど素晴らしいものであるのかを私たちに教えて、拍手の中、彼女は去った。
またこんなステキなコンサートがあればいいと心から思う。次は何気に東儀秀樹を狙っているんですけどね…雅楽もよいと思うのです。ナマは本当に。
姜建華 CD コロムビアミュージックエンタテインメント 2003/04/23 ¥2,415
本日の演目
花好月圓
シルクロード
グリーン・スリーヴス
アヴェ・マリア
ノクターン第20番(遺作)
愛の挨拶
月の光
アレルヤ
独弦操
空山鳥語
ニ泉映月
競馬
蘇州夜曲〜夜来香
リベルタンゴ
チャルダッシュ
歌劇カルメンより
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