木立ちのなかに引っ越しました　　高木美保

純粋に楽しく、面白かった〜と思えた本。もちろん、面白いだけではなくて彼女の悩みや苦しみ、その葛藤を経て、田舎暮らしの中で静穏と安らぎを得るまでの過程が重要なわけだが、しみじみとこういう暮らしが人間の原点なのだなあと思える。結局、自然に勝てるものなどないわけで。それが本当なのであって、人間が無理に得た力でそれを破壊しても結局はまた人間に跳ね返って来る。だから、自然に戦いを挑むのではなくて、その片隅で彼らの力を借りて共存する方がずっといい。地球がきっと彼女の暮らしを喜んでいる。そんな絵が見えた。

ISBN:4344402073 文庫 高木 美保 幻冬舎 2002/03 ￥600


あー…がっかり。女子フィギュアのショートプログラム。録画に失敗してました。日本人の演技はダイジェストで見たけれど、全員のがしっかり見たかったなー。ベテランふたりは本当にさすが。世界が、彼女を主役にした瞬間を見た。音楽も衣装も結局は彼女自身の力にはかなわない。音楽が耳から消え、色が視界から消えたとき、本当の芸術がそこにあるんだと思う。

フリーは2台のビデオで録画ります。失敗するもんか…。