彩雲国物語 光降る碧の大地 雪乃紗衣
2006年2月19日 読書
シリーズも一段落かな。影月編がこれで完結だった。なるほどねえという感想が半分。あー…ふーん…そう…という感想が半分。勿論おもしろいとは思うわけだが、故イカス茶のじーさまの奥様の一族に疑問続出といった感じ。あそこまで人間離れしなくてもよさそうな気がする。一部のイカス仙人じーさまはいいとして、それ以上、人外の力を持つ人間はいらないのではないかなあ。折角のよい作品をおかしな方向に軽くしてしまっているような気がしてならない。ヒョウの一族のような設定はまったく別の本でやるべきだろう。あんまり欲張らず詰め込まず、何より主題を忘れず、シリーズ完結までいってほしい。
それはさておきとして、今回はなんというか秀麗の苦難に手助けできず歯噛みして床に膝つく方々が多くて可笑しかった。悶々としてますなー都の方は特に。次回からとうとう秀麗が戻ってくるわけで、今回がっくりしていた人々がこぞって彼女にかまいかけるのだろうか。さてはて、中央に戻ってきた彼女が今度はどんな風に上へのぼってゆくのか楽しみではある。それにしても主上は作品中、一番忍耐力があって一番不幸で一番の成長株であることだよ。
ISBN:4044499098 文庫 雪乃 紗衣 角川書店 2006/01/31 ¥500
それはさておきとして、今回はなんというか秀麗の苦難に手助けできず歯噛みして床に膝つく方々が多くて可笑しかった。悶々としてますなー都の方は特に。次回からとうとう秀麗が戻ってくるわけで、今回がっくりしていた人々がこぞって彼女にかまいかけるのだろうか。さてはて、中央に戻ってきた彼女が今度はどんな風に上へのぼってゆくのか楽しみではある。それにしても主上は作品中、一番忍耐力があって一番不幸で一番の成長株であることだよ。
ISBN:4044499098 文庫 雪乃 紗衣 角川書店 2006/01/31 ¥500
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