なんだか蓮が異様に可愛い巻だった。少しずつ垣間見えてきた、彼の凄惨な過去。そのくせ、今回の彼はハツコイ(今更??)の予感にときめく乙女状態。ギャップがすごかった。今回は彼の苦悩がメインだったせいか、これまでの勢いにはややブレーキがかかった感じがある。月篭りが終わるまではこんな風なのだろうか。

反して、キョーコはと言えば、短期間で随分女優としての地位をつかみつつある様子で、周囲の賞賛の声も高い。本人まったく無意識のところがまたすごいんであるが。彼女はきっとこの作品で飛躍的にその能力を開花させていくんだろう。楽しみではあるが、ややハイスピード過ぎる気がしないでもない…まあ漫画の世界だから何でもありだろうが。

連とキョーコの関係は、恐らく今回連が自覚したことで次からいろいろ変わっていくのだろうけど、地味に嫉妬している尚がどんな風に彼らに絡んでいくのか楽しみだ。互いに競い合って、もっと輝いていけるといいのだろうけど、色恋沙汰が絡むとそうもなかなかいかないのかな?

ISBN:4592178319 コミック 仲村 佳樹 白泉社 2005/10/19 ¥410

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