1巻からずっと読んでいるのだが、そうか、随分年数が経ってしまったのだなあとしみじみ。生まれたてのひなが、もう老鳥として描かれている。それでも、ちいさないのちは精一杯一日一日を生きている。てのひらに乗せたときのあたたかさ。つぶらな瞳のやわらかさ。それだけで、どれほど癒されることか。

たくさんの文鳥に囲まれ、忙しく暮らす著者は、毎日かれらの世話に追われながらもとてもしあわせそうに見えた。それが、すべてだと思う。みんなみんな、一日でも長く生きてくれますように。その短い一生がとてもしあわせなものでありますように。

いつも、この本を読む度にやさしい気持ちになれる。

ISBN:4873176131 コミック 今 市子 あおば出版 2005/10/15 ¥683

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