天然理科少年 長野まゆみ
2005年8月9日 読書
文庫におりたので改めて再読。嫌いな類の話ではないのだが、このひとはこういうパターンが多過ぎる気がする…。おかげですぐにオチが読めてしまった。もう少しひねりが欲しかったかも。あと、タイトルと中身があまり合っていないというか、このタイトルにするならもっとぴったりなものがあるんじゃないのかなと少し思った。胡桃とか硝子とか笛とかそのへんを使った方が良かったな。まあ、あくまで私の超個人的な感想なのではあるが。
スーパードルフィー。数年前から相当流行っているようだ。彼女の世界には似つかわしいと思うが、そばにあったら少し恐い。あの目が吸い込まれそうで。精霊や言霊というものをひどく強く意識してしまう。後は伝承やら念といったものなども。虚構の世界で感じている分にはいいが、急にそれが現実世界に入り込んでくると、冷たいものが忍び寄るのを感じる。幻想と恐怖は表裏一体。恐いからこそ幻であり、美しいからこそ夢の世界なのである。そんな不思議が彼女の世界には当たり前のように存在している。誘惑の影には微かに切ないホラー。夏にはうってつけかもしれない。
ISBN:4167679485 文庫 長野 まゆみ 文藝春秋 2005/08/03 ¥650
スーパードルフィー。数年前から相当流行っているようだ。彼女の世界には似つかわしいと思うが、そばにあったら少し恐い。あの目が吸い込まれそうで。精霊や言霊というものをひどく強く意識してしまう。後は伝承やら念といったものなども。虚構の世界で感じている分にはいいが、急にそれが現実世界に入り込んでくると、冷たいものが忍び寄るのを感じる。幻想と恐怖は表裏一体。恐いからこそ幻であり、美しいからこそ夢の世界なのである。そんな不思議が彼女の世界には当たり前のように存在している。誘惑の影には微かに切ないホラー。夏にはうってつけかもしれない。
ISBN:4167679485 文庫 長野 まゆみ 文藝春秋 2005/08/03 ¥650
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