知らなかった。新しいシリーズが出ていたなんて。この旧シリーズの方は文庫で揃えている。B6サイズだった頃に友人に借りて読み、面白いなあと思って改めて文庫を買ったのだ。

元々こういう謎いっぱいの人物(人か…?)が主人公の話は大好きだ。現実と虚構の境界の曖昧さにとても惹かれる。虚構の世界へと足を踏み入れるのは至極簡単なことなのだと、綺麗な夢を見せてもらえるからかもしれない。波津彬子さんの描かれるコミックもそうだが、現実の中に幻想の世界の扉はあるのだと教えてくれる。その扉が実際に手で触れて開けられるかどうかはそのひと次第だ。

今日も私は現実に追いまくられながら、幻想の世界への扉を探している。意外と、ひょいと振り返ったらそこにあるのかも。

ISBN:4257905212 コミック 秋乃 茉莉 朝日ソノラマ 2005/01 ¥600

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