黄金の一週間。

2005年5月2日 日常
北海道はまだまだレジャーなどを楽しむには寒すぎる天候であるが、今回、久々に長い休みが取れたので小旅行に出かけてみた。南の方に足を伸ばして桜を見てきたのだ。

2日の夕方から5日の朝まで出かけてきたのだが、道中、それほど素晴らしい天候に恵まれたわけでもないのに旅はとても楽しかった。田舎道というのは、それだけで十分な癒しの効果があると思う。そこそこ街中に住む人間にとっては、車のパワーウインドウを開けると入りこんでくる風の匂いやすがすがしい空気にさえ、いちいち感動してじっくりと堪能することで、旅を満喫することが出来る。

桜はたおやかで美しかった。満開を少しばかり過ぎた樹木からは、まるで幻想のように花びらが舞い落ちてくる。夢のような、というのはああいう光景を言うのだろう。来てよかったとしみじみ。

桜はやはり日本人にとっては特別な花なのだと思う。やわらかく、やさしくそして切なさを滲ませて、乾いた心をゆっくりと潤してゆく。喧騒を離れ、自然の他には何もない、そんな地で命の洗濯をした。

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