姫君の条件 5 (5)
2005年3月15日 コミック
シリアスとコメディのバランスがすごく良いシリーズ。このひとと決めたただひとりの守護に回った精霊は、最愛の主人の死のときまでその姿が主人からは見えなくなってしまうという…普通ならばこれは切ない悲劇だ。実際主人公の姫の兄王子の悲恋のエピソードもあった。それでも、前向きな悲劇であって後味はやわらかい切なさで心に優しい。今はまだ、姫の護衛として人間のふりをしてそばにある闇の精霊は、彼女を愛するがゆえに彼女の守護になるであろう未来に苦悩している。
本格派ファンタジーファンには物足りないだろうが、これはこれで楽しく読めていいんじゃないかなと思う。ファンタジーを不得手にしているひとにも構えることなく読める作品だろう。
今回も深く悩める闇の精霊が最後にどんな結末を選ぶのか。まあいろいろ彼女には秘密にしているようだけど、彼女のようなタイプには理屈や常識なんてものが通じないことを彼も学習すべきだろう。いい意味で彼を裏切るに違いない未来の女王に乾杯。姫と闇の精霊の未来が明るい事を祈って。
ISBN:4592175182 コミック 朔野 安子 白泉社 2005/03/05 ¥410
本格派ファンタジーファンには物足りないだろうが、これはこれで楽しく読めていいんじゃないかなと思う。ファンタジーを不得手にしているひとにも構えることなく読める作品だろう。
今回も深く悩める闇の精霊が最後にどんな結末を選ぶのか。まあいろいろ彼女には秘密にしているようだけど、彼女のようなタイプには理屈や常識なんてものが通じないことを彼も学習すべきだろう。いい意味で彼を裏切るに違いない未来の女王に乾杯。姫と闇の精霊の未来が明るい事を祈って。
ISBN:4592175182 コミック 朔野 安子 白泉社 2005/03/05 ¥410
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