気が付けばこのシリーズも4冊目。早いものだ。レビューを書くのは初めてだが、1冊目から大抵発売日に買っている。舞台設定が好きなんだよなあ。チャイナに関連しながら、彼等の王国がチャイナではないところがいい。風の王国というタイトルにも惹かれる。元々「風」には弱い。何故と訊かれても困るが、多分私の根っこが風来坊だからだ…でも諸々の事情でそうはなれないゆえ憧れがあるのかもしれない。風は自由だし、どこへでもゆけるから。

1冊目の結婚するまでと、2冊目のふたりが仲良くなるまでがすごく面白かったが、4冊目になって少し中だるみかなあと思いきや、こういう系統ではある意味王道の「記憶喪失」ときた。まあまあ面白いとは思ったが、使い古されたネタだけにやや新鮮味に欠ける。王に会いに行く次の巻の方が面白そうかな。今回は旦那がかわいそうだった…。折角ラブラブになれたと思っただろうに、様々な懸念や記憶喪失に阻まれ、奥さんに逃げられてばかりでかなり同情。もっとしあわせをあげてほしい。可哀想だ…。

ISBN:4086005573 文庫 毛利 志生子 集英社 2005/03/02 ¥520

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