さようなら、ラブ子 よしもとばなな
2005年3月4日 読書
オンラインのエッセイシリーズもこれで何冊目だろう。今回はタイトルのとおり彼女が12年間共に暮らした愛犬に別れを告げる日が含まれている。あそこまで大事にあったかく愛されていればペットもしあわせだろうなあとしみじみ。私もペットロスの体験者なのだけれど、失ったかなしみといたみが消えることは多分一生ない。でもそれ以上に一緒に暮らした日々の思い出が残り、それは時間が経てば経つほどいとおしいものになるから、たとえ失う苦しみと悲しみを知っていたとしても、また新しい出会いと日々を求めてしまう。そこにいるだけで癒される。世知辛い世の中、ストレスの多い日々の中でペットの存在はとてつもなく大きい。
それにしてもこの家はなんて個性的なんだ。作家でなければ彼女は身体の中にあるあのものすごい情熱や鬱屈や愛情なんかをどこに発散したのだろうと思ってしまう。やっぱりなるべくしてなったのだと、彼女のエッセイを読むたびに思うのだ。しあわせなことばかりではないけれど、彼女の人生は色鮮やかだ。それに惹かれて彼女の本を手に取る人々が増えているのだろうと思う。
ISBN:4101359237 文庫 よしもと ばなな 新潮社 2005/03 ¥500
それにしてもこの家はなんて個性的なんだ。作家でなければ彼女は身体の中にあるあのものすごい情熱や鬱屈や愛情なんかをどこに発散したのだろうと思ってしまう。やっぱりなるべくしてなったのだと、彼女のエッセイを読むたびに思うのだ。しあわせなことばかりではないけれど、彼女の人生は色鮮やかだ。それに惹かれて彼女の本を手に取る人々が増えているのだろうと思う。
ISBN:4101359237 文庫 よしもと ばなな 新潮社 2005/03 ¥500
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