多分、私が最初に意識して味わった中国茶だと思う。最初は名前の美しさに惹かれたのだ。烏龍茶の中でも発酵度が70%と最も高く、紅茶に近いといわれるお茶である。(ちなみに発酵度が100%のものが紅茶になる) 初めて飲んだときは本当に紅茶だと思ったものだ。味はややダージリンに似ているような気もするが、私はこちらのお茶の方が好みだ。

東方美人は台湾のお茶で、烏龍茶の一種であるから青茶に分類される。別名「香檳(シャンピン)烏龍茶」とも言われ、由来はこのお茶にブランデーを何滴かたらすとシャンパンのような味わいになることから、ヨーロッパの人々よりそう呼ばれたらしい。(香檳はシャンパンの意)。ちなみに「東方美人」そのものの名前の由来は、英国商人からこのお茶を献上され、味わったビクトリア女王がこのお茶を絶賛し、「オリエンタル・ビューティ」と呼んだことから始まる。

これは磁器の茶壷で淹れるのが最適と言われていて、なんとなく私もそうしている。お湯の温度は75度くらい。先に洗茶をしておくとより一層美味しくいただけるそうだ。(洗茶とは、茶葉にお湯をかけ、すぐにさっと捨てておくこと) 抽出時間は一煎目で約3分。四煎目まで美味しくいただける経済的なお茶でもある…。

などと、珍しく薀蓄を語ってみたり。ちなみに詳しいのは東方美人だけだ。名前に惹かれていろいろ調べたので…。

散々書いたら余計に飲みたくなった。明日は仕事始めなので無理かもしれないが、今週中にゲットするぞー。

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