夢の宮―十六夜薔薇の残香
2004年12月11日 読書
これ、今流行りの「マリみて」の作者さんの別のシリーズなのだが。……あれだけあっちがブレイクしてるってことはもうこれは書いていただけないのだろうなあ。デビュー作がこのシリーズの第一作だったのだが、切なくてとても美しい幻想的な話ですぐにとりこになった。その後、他の本を書きながらこのシリーズも随分続いていて、その度に発売日に買いに行ったものだ。「マリアさまが見てる」のシリーズが一躍ブレイクしてからというもの、そのシリーズ以外の新刊を出すことはなくなってしまった。ものすごく残念で仕方がない。
このシリーズに共通しているのはロアンという国の城の別宮である「夢の宮」という舞台だけであり、時代も違えば当然主人公も毎回変わる。ただ、この「十六夜薔薇の残香」だけは「薔薇の名の王」の直接の続きになっていて主人公も同じである。私はこの主人公のひとりであり、双子の片割れである月季(げつき)がとても好きで、彼女を取り巻く他の登場人物も完璧な配置をされていて、シリーズの中でもお気に入りの一冊だ。伏線も見事な展開を見せていて感心したのを覚えている。いつか「マリみて」が終わった後でいいから、このシリーズの続きが読めたらなあ。
ところで、数日仕事が忙しくてバタバタしていたらすごく日が空いてしまっていた。師走って本当に文字どおり走り回るほど忙しい…。明日は休日なのでのんびり読書でもしたいものだ。
ISBN:4086142872 文庫 今野 緒雪 集英社 1997/01 ¥590
このシリーズに共通しているのはロアンという国の城の別宮である「夢の宮」という舞台だけであり、時代も違えば当然主人公も毎回変わる。ただ、この「十六夜薔薇の残香」だけは「薔薇の名の王」の直接の続きになっていて主人公も同じである。私はこの主人公のひとりであり、双子の片割れである月季(げつき)がとても好きで、彼女を取り巻く他の登場人物も完璧な配置をされていて、シリーズの中でもお気に入りの一冊だ。伏線も見事な展開を見せていて感心したのを覚えている。いつか「マリみて」が終わった後でいいから、このシリーズの続きが読めたらなあ。
ところで、数日仕事が忙しくてバタバタしていたらすごく日が空いてしまっていた。師走って本当に文字どおり走り回るほど忙しい…。明日は休日なのでのんびり読書でもしたいものだ。
ISBN:4086142872 文庫 今野 緒雪 集英社 1997/01 ¥590
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