サイトで連載している彼女の日記を集めた1冊。ちなみにこれはその日記の4冊目だ。サイトの方は拝見していない。オンラインで読書は目につらいので、本になったのをまとめて読んでいる。赤ちゃんができたー妊娠生活ー出産ーときて、今回は子育て。
ふつうのおかあさんのようなところも勿論あるのだが、やっぱり彼女の子育ては変わっている…気がする。子育てをしたことがない人間に言われたかないとは思うが、母も同意したので多分そうなのかも。それにしても身体の弱いひとが子育てをするということは大変な難事業なのだなあとしみじみ。元々作家として健康を害するような生活をしている上に、赤ん坊中心に世界は動く。なんとまあ母の偉大さよ。それでも彼女はやっぱり書くのが好きなのだなと思わせる。本を生み出すという作業は出産に似ていないこともない…ような気がする。何しろ出産経験はないのであくまで想像。その意味では、彼女はたくさんのこどもたちを産んでいるけれど、本ならば子育てをするのは多分読者。でも、本物のこどもはそうはいかない。
作家でありながら、精一杯母であろうとする彼女は一生懸命だ。勿論それを両立することは、たくさんの人々の協力がなければ出来ない。彼女の何よりの財産はあの仲間たちなのだろうなあと、交友関係の記録を眺めながら羨ましく思う。
友達はやっぱり何より大事だ。勿論こどもがいても。
ISBN:4101359229 文庫 よしもと ばなな 新潮社 2004/10 ¥460
ふつうのおかあさんのようなところも勿論あるのだが、やっぱり彼女の子育ては変わっている…気がする。子育てをしたことがない人間に言われたかないとは思うが、母も同意したので多分そうなのかも。それにしても身体の弱いひとが子育てをするということは大変な難事業なのだなあとしみじみ。元々作家として健康を害するような生活をしている上に、赤ん坊中心に世界は動く。なんとまあ母の偉大さよ。それでも彼女はやっぱり書くのが好きなのだなと思わせる。本を生み出すという作業は出産に似ていないこともない…ような気がする。何しろ出産経験はないのであくまで想像。その意味では、彼女はたくさんのこどもたちを産んでいるけれど、本ならば子育てをするのは多分読者。でも、本物のこどもはそうはいかない。
作家でありながら、精一杯母であろうとする彼女は一生懸命だ。勿論それを両立することは、たくさんの人々の協力がなければ出来ない。彼女の何よりの財産はあの仲間たちなのだろうなあと、交友関係の記録を眺めながら羨ましく思う。
友達はやっぱり何より大事だ。勿論こどもがいても。
ISBN:4101359229 文庫 よしもと ばなな 新潮社 2004/10 ¥460
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