立ち読みなのだが、最近話題のこのコミックの1巻を手に取ってみた。触りとしてはなかなか面白かったが、もう既に10巻まで出ていることを考えると、揃えるか否かはかなり迷うところかもしれない。

のだめ、とはのだめぐみのニックネームである。面白いつけ方だなあと変なところに感心する。子供の頃に付けられたニックネームには、大人でもなるほどと思ってしまうようなものや、驚くような感性によるものが意外に多いと思う。クラスにひとりはそんな愉快なニックネームを考えるのが得意な子がいたものだ。…などと思い出している時点で自分も随分年を取ったなと思ってしまう。

芸術に携わる人間は普通の感性では駄目なのだなとしみじみ思ってしまった。のだめは明らかに普通の人間としては枠外である。私の部屋も大概綺麗とは言い難いが、上には上がいる…。のだめじゃなくてごみための間違いじゃないのかとつまんない駄洒落が浮かぶくらいにはすごい。そんな中でただもんじゃないピアノの音色を響かせるのだめは本当にただもんじゃない。

どうやらこの物語は、彼女と、彼女を支える…のかライバルなのかまだよくわからないが、指揮者を目指す音楽家のサラブレッド千秋とが織り成す音楽コメディ?のようだ。さて、2巻以降をどうしたものかと悩むくらいには面白かった。

ISBN:4063259684 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2002/01 ¥410

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