ガンジス河でバタフライ
2004年10月10日 読書
遠方より帰ってきてみた。台風に向かって行ったので、飛行機が果たしてちゃんと飛ぶかどうか心配だったが、どうにかこうにか行って帰ってこれて感無量。瓦屋根や薄い色の海や椰子の木や高湿度に目を白黒しつつ、巨大な地下街を案内図を見ながら必死に移動し、さりげなく名物を食い、特殊な店に寄り、いろんなひとと会って話をしたりしているうち、あっという間だった。旅というのは本当に不思議なものだと思う。いろんな意味で気が大きくなっていて、後で正気に帰ると思わず苦笑いするような、そんな別の自分になったりもする。
ある意味、それは読書に近いかもしれない。知らない世界に飛び込み、登場人物に感情移入し、彼らを応援しているうちにいつのまにか自分もその世界の住人になっていることに気付くのだ。
この本は女性の一人旅の紀行文である。彼女はかなり変わっているが、そうであるがゆえに多分、自分が同じ場所に行っても見つけられないようなことに気付いてゆく。その着眼点が意外性と個性に富んでいてとても楽しいのだ。いつのまにか自分も彼女になって、大きくてそんなに綺麗でもない河に飛び込んでもにこにこしていることに気付く。自分では絶対に出来ない体験をさせてくれる本だ。彼女の勇気とやさしさと根性に拍手を送りたい。
ISBN:4344402081 文庫 たかの てるこ 幻冬舎 2002/03 ¥680
ある意味、それは読書に近いかもしれない。知らない世界に飛び込み、登場人物に感情移入し、彼らを応援しているうちにいつのまにか自分もその世界の住人になっていることに気付くのだ。
この本は女性の一人旅の紀行文である。彼女はかなり変わっているが、そうであるがゆえに多分、自分が同じ場所に行っても見つけられないようなことに気付いてゆく。その着眼点が意外性と個性に富んでいてとても楽しいのだ。いつのまにか自分も彼女になって、大きくてそんなに綺麗でもない河に飛び込んでもにこにこしていることに気付く。自分では絶対に出来ない体験をさせてくれる本だ。彼女の勇気とやさしさと根性に拍手を送りたい。
ISBN:4344402081 文庫 たかの てるこ 幻冬舎 2002/03 ¥680
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