LOVERS

2004年9月22日 映画
今日は久々に映画のレビューを。先日LOVERSを観に行ってきた。英雄にも出演したチャン・ツィイーが主役である。チャイナ美人な彼女には自国の衣装がよく似合う。英雄もそうだったが、この2作の中国映画で一番惹かれるのは衣装だ。布の使い方がおそろしく美しい。今回の映画でもチャン・ツィイーの舞いで流れる水のような衣装は圧巻だった。

今回は彼女を舞いを観に行くという目的であって、実のところ映画そのものに期待をしていたわけではなかった。英雄のときもそうだったからだ。…しかしまあそれにしてもあまりにお粗末なストーリーで呆れてしまった。一応はミステリー仕立てに近いのだと思うが、序盤でラストまでがすべてわかってしまうのはどうなんだろう。予告程に客を騙してなどいない。それぞれの正体や思惑にも意外性はどこにもなかった。

あと無駄にラブシーンが多い。別に暗転でもよかったんじゃないだろうか。その分で、歴史的に魅力ある背景の方をもっと書き込んでほしかった。折角の飛刀門という設定がちっとも生かされていなくて悲しくなる。愛を主題にするのであっても、ラブシーンはさらりとでいい。何だか異様になまなましくて引いてしまった。

数日経って、心に残るのはやはり小妹の舞い、そして殺陣である。それ以外の魅力は残念ながらあまり感じなかった。二度は行かない。

DVD 西暦859年、唐代の中国で、朝廷は反乱軍最大の『飛刀門』撲滅を画策。官史の金と瀏に、指導者を10日以内に捕らえるように命ずる。飛刀門の娘と思われる小妹は目が不自由で、金は反乱戦士を装い小妹に接近。捕らえられた彼女を救出するふりして、敵のアジトまで導かせようと企むが、旅の途中でふたりの心はひかれあってしまう。 小妹に…

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