伯爵と妖精―あいつは優雅な大悪党
2004年9月14日 読書
今日、読んでいたのはこれ。イラストレーターさんが大好きで、前から手に取ろうかどうしようかと思っていたのだが、今月2巻目が出たのを機に買ってみる。
主人公のひとりである伯爵エドガーはおそろしく魅力的なキャラだった。まあ私の個人的に、な見解においてだが(つまりただの私の好みとも言う)。大体がして過去のあるキャラが好きだ。悩みまくっているくせにその苦悩を表に出さない強がりというか意地っ張りというかアホかこいつは、というキャラが好きだ(褒めている)。おそろしく美形で弁が立ち女ったらしの彼は、その外見から言ってもあるキャラを彷彿とさせてくれる。それがまたいいのかもしれない。
フェアリードクター(妖精博士)という職業は、過去本当にあったのだろうか。それとも作者の創作か。いずれにせよイングランドという舞台にふさわしいモチーフだと思われる。英国のあまたの詩人や文豪がモチーフに使った「妖精」。かく言う私もかなり興味が惹かれている題材だ。実在の有無はさておき、こんな職業があればステキだなと思うわけなのだった。私も猫や悪戯好きのブラウニーたちと話をしてみたいものである。美味しい紅茶をご馳走してあげられるのに。
伯爵の過去はまた随分と複雑でたくさんの伏線が絡み合っている。妖精博士の純粋な少女の光に当てられて、陰ばかりを歩いてきた彼の幸せが少しだけ見えてきたような感じだ。最終的に伯爵の過去の敵と戦うまで続くのだろうが、まずは2巻目を読むのを楽しみにしている。主人公の少女は愛らしく、相棒の猫(妖精)もかわいい。エドガーでなくても手放したくなくなるかもしれない。
次はどんな妖精に会えるのか楽しみだ。
ISBN:4086003937 文庫 谷 瑞恵 集英社 2004/03 ¥540
主人公のひとりである伯爵エドガーはおそろしく魅力的なキャラだった。まあ私の個人的に、な見解においてだが(つまりただの私の好みとも言う)。大体がして過去のあるキャラが好きだ。悩みまくっているくせにその苦悩を表に出さない強がりというか意地っ張りというかアホかこいつは、というキャラが好きだ(褒めている)。おそろしく美形で弁が立ち女ったらしの彼は、その外見から言ってもあるキャラを彷彿とさせてくれる。それがまたいいのかもしれない。
フェアリードクター(妖精博士)という職業は、過去本当にあったのだろうか。それとも作者の創作か。いずれにせよイングランドという舞台にふさわしいモチーフだと思われる。英国のあまたの詩人や文豪がモチーフに使った「妖精」。かく言う私もかなり興味が惹かれている題材だ。実在の有無はさておき、こんな職業があればステキだなと思うわけなのだった。私も猫や悪戯好きのブラウニーたちと話をしてみたいものである。美味しい紅茶をご馳走してあげられるのに。
伯爵の過去はまた随分と複雑でたくさんの伏線が絡み合っている。妖精博士の純粋な少女の光に当てられて、陰ばかりを歩いてきた彼の幸せが少しだけ見えてきたような感じだ。最終的に伯爵の過去の敵と戦うまで続くのだろうが、まずは2巻目を読むのを楽しみにしている。主人公の少女は愛らしく、相棒の猫(妖精)もかわいい。エドガーでなくても手放したくなくなるかもしれない。
次はどんな妖精に会えるのか楽しみだ。
ISBN:4086003937 文庫 谷 瑞恵 集英社 2004/03 ¥540
コメント