時は流れるのではない、積み重なるのだ
2004年8月6日 読書暑い日が続いている。夏という季節は大好きなのだが、暑過ぎる夏はいただけない。北国在住のため、夏はとても貴重だった。海に行こうと思える日も一年にたった数日しかない。それが普通だった。だが今年はどうだろう。ほぼ毎日のように海日和ではないか。こどもたちにとってはそれもいいと思うが、関係のない人間にとって暑過ぎる日はうんざりするばかりである。これでは読書もはかどらない。
これまで随分とたくさんの本を読んできた。それでもこの世には膨大な量の本があり、私が読んだものは…語法として誤っているが敢えて言えば「氷山の一角」である。まだまだまだまだ世界には私の好きな本が眠っている。そう思うとすごく幸せだ。
私の読書は乱読である。ジャンルを問わず、好きそうな本なら何でも読む。おかたい純文学から、今流行りのボーイズラブまで本当に何でもだ。
好きな作家も列挙していけば滅茶苦茶である。純文学と呼ばれる分野なら芥川龍之介だ。本当にこの人の作品は好きだ。追いつめられた人間にしか書けないような、はりつめた緊張とそれの織り成す美のようなものが滲み出ている。一瞬で消えてしまうようなはかないそれは、この先どれほどたくさんの作家が出てきても、色あせることはないのだろう。
英国詩人もかなり好きで、大学時代はキーツやシェリーを研究したこともあった。このふたりの詩人は異様に好きだ。特にキーツは暗誦できそうな勢いである。彼等の詩を日本語で読むのはあまりに愚かであると思う。彼等自身の国の言葉でないのなら読む必要もない。あの言葉でなければ彼等の詩の悲しい美しさは決してわからない。他にワーズワース、バイロン、ロバート・バーンズの詩を特に愛している。
打って変わって最近の作家で言うと、よしもとばなな、江國香織、田中芳樹、長野まゆみ、池田あきこ、永井路子あたりをよく好んで買っている。特に江國香織はごく最近読み始めたのだが、一気にハマッてしまった。とは言え「きらきらひかる」が文庫で出たときに一度読み、「冷静と情熱のあいだ」がハードカバーで出たときに読んでいるのだが、そのどちらのときもハマれなかった。不思議なものだなあと思う。
他にもティーンズ向けの本や児童書やミステリーや、それから漫画もたくさんたくさん読む。本屋は、だからこの世の楽園である。
これまで随分とたくさんの本を読んできた。それでもこの世には膨大な量の本があり、私が読んだものは…語法として誤っているが敢えて言えば「氷山の一角」である。まだまだまだまだ世界には私の好きな本が眠っている。そう思うとすごく幸せだ。
私の読書は乱読である。ジャンルを問わず、好きそうな本なら何でも読む。おかたい純文学から、今流行りのボーイズラブまで本当に何でもだ。
好きな作家も列挙していけば滅茶苦茶である。純文学と呼ばれる分野なら芥川龍之介だ。本当にこの人の作品は好きだ。追いつめられた人間にしか書けないような、はりつめた緊張とそれの織り成す美のようなものが滲み出ている。一瞬で消えてしまうようなはかないそれは、この先どれほどたくさんの作家が出てきても、色あせることはないのだろう。
英国詩人もかなり好きで、大学時代はキーツやシェリーを研究したこともあった。このふたりの詩人は異様に好きだ。特にキーツは暗誦できそうな勢いである。彼等の詩を日本語で読むのはあまりに愚かであると思う。彼等自身の国の言葉でないのなら読む必要もない。あの言葉でなければ彼等の詩の悲しい美しさは決してわからない。他にワーズワース、バイロン、ロバート・バーンズの詩を特に愛している。
打って変わって最近の作家で言うと、よしもとばなな、江國香織、田中芳樹、長野まゆみ、池田あきこ、永井路子あたりをよく好んで買っている。特に江國香織はごく最近読み始めたのだが、一気にハマッてしまった。とは言え「きらきらひかる」が文庫で出たときに一度読み、「冷静と情熱のあいだ」がハードカバーで出たときに読んでいるのだが、そのどちらのときもハマれなかった。不思議なものだなあと思う。
他にもティーンズ向けの本や児童書やミステリーや、それから漫画もたくさんたくさん読む。本屋は、だからこの世の楽園である。
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